岩室駅

岩室駅（いわむろえき）

岩室駅は、新潟県新潟市西蒲区和納一丁目にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）越後線の駅です。

歴史

その歴史は古く、1912年（大正元年）に越後鉄道の和納駅（わのうえき）として開業しました。その後、国有化を経て、1965年（昭和40年）に現在の岩室駅へと改称されました。

1912年（大正元年）8月25日：越後鉄道和納駅として開業
1927年（昭和2年）10月1日：越後鉄道が国有化、鉄道省越後線所属となる
1965年（昭和40年）12月25日：岩室駅に改称、駅舎改築
1973年（昭和48年）1月1日：貨物取扱廃止
1982年（昭和57年）5月31日：全線CTC化に伴い、業務委託駅化
1984年（昭和59年）2月1日：荷物扱い廃止
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅となる
2006年（平成18年）1月21日：ICカード「Suica」の利用が可能となる
2007年（平成19年）3月31日：簡易委託解除、完全無人駅化

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅であり、燕三条駅が管理する無人駅です。かつては相対式ホーム2面2線でしたが、1981年までに交換設備が撤去され、電化後も残っていたホームも1990年代に撤去されました。駅舎内には簡易Suica改札機や乗車駅証明書発行機、自動販売機が設置されています。トイレは改札外にあります。

以前は直営駅、その後業務委託駅、簡易委託駅として営業していましたが、現在は無人駅となっています。改札横の出札窓口は封鎖され、ポスター掲示スペースとして利用されています。かつては駅舎内にキオスクも存在しました。

駅の東側へのアクセス改善のため、1991年に和納小学校が駅東側へ移転したことを機に、線路下の地下歩道が建設されました。

利用状況

2011年度以降、無人駅では発券データが正確に計上されないため、乗車人員データは非公表となっています。

駅周辺

岩室駅は、旧岩室村東部の和納地域に位置しています。駅前にはロータリーが整備され、自動車でのアクセスが容易になりました。また、ロータリー広場では、冬期にイルミネーションが実施され、地域の風物詩となっています。

2022年には、スノーピークが監修した住宅地「野きろの杜」がオープンしました。

駅周辺施設

新潟県道533号岩室停車場線
新潟県道374号五千石巻新潟線
新潟県道55号新潟五泉間瀬線
和納郵便局
末広製菓 本社工場
新潟市西蒲区役所 岩室出張所
新潟市立岩室中学校
岩室温泉（バス・タクシーで約10分）
新潟市立和納小学校
西蒲警察署 和納駐在所
国道116号


バス路線

ウエスト観光バスの「岩室駅前」バス停があり、巻駅、岩室温泉を経由して間瀬地域へ向かう路線が発着しています。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■越後線

北吉田駅 - 岩室駅 - 巻駅

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