島根銀行

島根銀行について

島根銀行（しまねぎんこう、The Shimane Bank, Ltd.）は、島根県及び鳥取県を中心に展開する第二地方銀行であり、愛称の「しまぎん」で親しまれています。金融サービスの提供に加え、地域への深い愛着を持つことが特徴の銀行として、地域密着の姿勢を重視しています。

施策とサービス

島根銀行は、19の店舗と1つの出張所を通じて、地域の顧客にさまざまな金融サービスを提供しています。特に、2017年に新築された本店ビルは、地上13階、地下1階の構造を持ち、営業部には365日利用可能な全自動貸金庫が設置されています。また、地域で初めての試みとして、海外カードに対応したセブン銀行ATMも設置されており、より多くの顧客が便利に利用できる環境が整っています。

さらに、ビルの5階には防災用品が備蓄され、万一の災害時にはその備蓄が地域コミュニティに活用されることを目指しています。特に、大会議室がある3階は、災害時に帰宅困難者を受け入れるためのスペースとして設計されています。

マスコットキャラクター

マスコットキャラクターは「シマニー」で、どじょう掬いをする猫のデザインが特徴です。このユニークなキャラクターは、島根銀行の地域への親しみやすさを象徴しており、顧客に愛されている存在です。

沿革

島根銀行の歴史は1915年にさかのぼります。松江相互貯金株式会社として設立された後、数回の商号変更を経て、1951年に株式会社松江相互銀行となり、その後1989年に株式会社島根銀行に改名しました。その間、銀行業務の多様化や進化をとげる中で、様々な事件や重要な衛生を経験しています。特に1971年には松江相銀米子支店強奪事件が発生し、銀行の安全対策が改めて問われることとなりました。

また、1983年には総合オンライン稼働を達成し、1999年には郵便貯金とATM及びCDの提携を開始しました。特に、システムの乗り換えや新しいサービスの導入に関しては、2001年には鳥取銀行との無料提携を開始したほか、2012年には東京証券取引所の1部に上場するなど、企業としての成長も続けています。

最近の動向

近年では、2022年にスマートフォン支店「しまホ!」を新設し、初めてのスマホATMサービスを導入。これにより、地域の顧客はますます便利に銀行業務を行うことができるようになりました。また、2023年に入ってからは、SBI地方創生バンキングシステム株式会社との提携により、クラウドベースの勘定系システムを導入することが決定し、さらなる業務効率化が図られています。

連結子会社と関連企業

島根銀行は、松江リース株式会社を連結子会社として持ち、しまぎんユーシーカード株式会社との関連も持っています。これにより、より多様な金融サービスを展開し、地域のお客様に対してより広範囲なサービスを提供しています。

島根銀行は、地域の経済発展に寄与するために常に革新を追求し、愛される金融機関であり続けることを目指しています。

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