市川市動植物園

市川市動植物園は、千葉県市川市に位置する市立の動物園と植物園です。1987年に開園し、動物とのふれあいをテーマとしており、多くの来園者に親しまれています。

概要

園内には、レッサーパンダやスマトラオランウータンといった貴重な動物が飼育展示されているほか、観賞植物園やバラ園も併設されています。特に、コツメカワウソ舎で展示されている「流しカワウソ」は、パイプを用いたユニークな遊具で、多くの来園者の注目を集めています。また、モルモットなどと触れ合える「なかよし広場」も人気です。

園内にはレストハウスや自然博物館もあり、動物の標本なども見ることができます。さらに、「ミニてつどう」も運行しており、子供から大人まで楽しむことができます。

展示動物

園内の中央部にはサル山があり、ニホンザルが飼育されています。その周辺には家畜ゾーンやなかよし広場があり、ウサギやモルモット、ニワトリ、ミニブタなどがいます。小獣・モンキーゾーンには、キツネザルやリスザル、コツメカワウソ、タヌキなどがいます。フライングケージでは、約40羽の鳥が飼育されています。さらに、竹林にはエミューが、奥にはミニ鉄道と遊具があります。

オランウータンの展示施設や、レッサーパンダの2号舎もあり、2号舎には多摩動物公園や東北サファリから移籍した個体もいます。

動物親善大使

市川市は、友好都市や姉妹都市との交流の一環として、動物を寄贈されています。

シセンレッサーパンダ: 1986年に中国四川省楽山市から寄贈され、その後も繁殖を続けています。
スマトラオランウータン: 1992年にインドネシア北スマトラ州メダン市から寄贈されました。2003年には第1子が、2010年には第2子が、2018年には第3子が誕生しています。

各施設について

なかよし広場: モルモット、ウサギ、ミニブタ、ヤギなどと触れ合うことができます。
家畜舎: ウシ、ウマ、ロバなどが飼育されています。
小獣舎: タヌキ、フェネック、カワウソなどがいます。
サル舎・サル山: マーモセット類からシロテテナガザルまで、多様なサルがいます。サル山にはニホンザルがいます。
フライングケージ: シュバシコウ、フラミンゴ、トキ類、ガンカモ類などが飼育されています。
エミュー舎: 竹林を歩くエミューを観察できます。

その他展示

管理棟3階ロビーでは、カメ類や魚類などの水槽展示があります。また、動物園管理室窓口横には、オカメインコのペアがいます。

サービス施設

園内にはレストランやショップがあり、休憩や買い物を楽しむことができます。

基本情報

所在地: 千葉県市川市
開園時間: 公式サイトをご確認ください
休園日: 公式サイトをご確認ください
入園料: 公式サイトをご確認ください

ユニバーサルデザイン

園内はバリアフリー化されており、車椅子での利用も可能です。救護施設や車椅子対応のスロープ、手すり付き便器などが設置されています。

アクセス

公共交通機関: JR武蔵野線市川大野駅から徒歩約40分、または市川市コミュニティバス「動植物園」下車。その他、京成バスの利用も可能です。
自動車: 首都高速道路市川IC、原木ICから国道14号方面へ。民間駐車場があります。

周辺施設

大町自然観察園
少年自然の家
ありのみコース（フィールドアスレチック）
大慶園

市川市動植物園は、動物たちとのふれあいや、美しい植物を楽しめる魅力的なスポットです。ぜひ一度訪れてみてください。

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