市立室蘭水族館

市立室蘭水族館について

市立室蘭水族館は、北海道室蘭市にある水族館で、1953年に北海道初の水族館として開館しました。開館当初は『北海道立水族館』という名称でしたが、1962年に室蘭市に移管され、現在の『市立室蘭水族館』となりました。

2023年4月1日からは、室蘭民報社とのネーミングライツ契約により、「室蘭民報みんなの水族館（むろみん水族館）」という愛称も使われています。しかし、正式名称である『市立室蘭水族館』は変更されていません。日本動物園[[水族館協会]]には加盟しておらず、現在の指定管理者は一般社団法人室蘭観光協会です。

特徴

市立室蘭水族館は、アブラボウズの飼育に力を入れていることが特徴です。日本ではじめてアブラボウズの稚魚から成魚への飼育に成功し、現在では若魚3点、成魚2点が飼育展示されています(2024年4月現在)。

また、館内には様々な種類の海洋生物が飼育されており、ゼニガタアザラシ、ゴマフアザラシ、フンボルトペンギン、トドなどが展示されています。特に、フンボルトペンギンの散歩は人気があり、毎日2回、愛らしいペンギンたちがコース上の障害物を乗り越えていく姿を見ることができます。

施設

館内は本館展示施設、トドプール、アザラシプール、フンボルトペンギンプール、屋外タッチプールに分かれています。

本館展示施設: 1階には、クラゲ水槽、半円形水槽、浅海系、暖海系、寒海系、深海系の水槽、企画展示水槽があります。2階には、熱帯魚水槽、北海道周辺に分布する海獣類のパネル、オウギハクジラの骨格標本が展示されています。
トドプール: 現在は1頭のトド『モグ』が飼育されています。
アザラシプール: ゴマフアザラシとゼニガタアザラシがのんびりと泳いでいる様子を見ることができます。
フンボルトペンギンプール: 先述の通り、毎日2回『ペンギンの散歩』が行われています。
* 屋外タッチプール: 水深20cm程の浅いプールで、ヒトデやイソガニなどに触れることができます。

また、水族館内には遊具施設もあり、観覧車、ティーカップ、豆汽車、メリーゴーラウンドなどの有料遊具や、コイン遊具、休憩所、授乳施設が併設されています。2018年には、魚類飼育員が手作りしたビオトープ『室蘭水族館ビオトープ』も完成しました。

まとめ

市立室蘭水族館は、北海道初の水族館としての歴史を持ち、様々な海洋生物を観察できるだけでなく、遊具施設も充実しており、家族連れでも楽しめる施設です。特に、アブラボウズの飼育展示やペンギンの散歩は必見です。ぜひ一度訪れてみてください。

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