影書房

株式会社影書房（KAGESHOBO Publishing Co.）は、1983年6月に松本昌次によって設立された日本の出版社です。東京都豊島区駒込に拠点を構え、書籍の出版とビデオ作品の制作を行っています。

概要

影書房は、社会問題や歴史に関する書籍を数多く出版しており、幅広いテーマを扱っています。特に、人権問題や平和運動に関する書籍、記録映画、ドキュメンタリービデオの制作に力を入れています。2015年には、李信恵著『#鶴橋安寧　アンチ・ヘイト・クロニクル』に対するアマゾンジャパンでの「ヘイトレビュー」の削除を求め、公開質問状と要請書を送付したことが知られています。

主な書籍

影書房は、以下のような書籍を出版しています。

『私たちの歴史を癒すということ』（ロバート・コンセダイン & ジョアンナ・コンセダイン 著／中村聡子訳）：歴史の傷を癒すための方法を考察した書籍。
『当たり前の日常を手に入れるために』（仁藤夢乃編著）：困難な状況にある人々が、当たり前の生活を取り戻すためのヒントを示す書籍。
『土地規制法で沖縄はどうなる？』（馬奈木厳太郎編著）：土地規制法が沖縄に与える影響について深く掘り下げた書籍。
『#鶴橋安寧　アンチ・ヘイト・クロニクル』（李信恵著）：ヘイトスピーチの問題に焦点を当てた書籍。
『本庄陸男全集』（全5巻）：作家、本庄陸男の作品をまとめた全集。

ビデオ作品

影書房は、社会問題や歴史をテーマにしたビデオ作品も制作しています。主な作品は以下の通りです。

ビデオドキュメント『戦争を教えて下さい』：沖縄編、「満州」編、韓国編があり、戦争の悲惨さと教訓を伝えるドキュメンタリー作品。
ビデオドキュメント『準公選はこうしてつぶされた』：政治と民主主義の問題に焦点を当てたドキュメンタリー。
ビデオドキュメント『決めるのは我々だ―スイスの国民投票』：スイスの国民投票のシステムとその意義を解説した作品。
ビデオドキュメント『いま第九条を！―オーバービーさんの訴え』：日本国憲法第九条の重要性を訴えるドキュメンタリー。
記録映画『世なおし準公選』：日本の選挙制度の問題点を描いた作品。
記録映画『ウリナラ―ソウル-パリ-東京』：グローバルな視点から社会問題を捉えたドキュメンタリー。
記録映画『みちことオーサ』：人々の生活と文化を描いたドキュメンタリー。

外部リンク

公式ウェブサイト
影書房 (@kageshobo) - X（旧Twitter）

影書房は、これらの活動を通じて、社会への問題提起や多様な視点を提供し続けています。

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