徳島県警察

徳島県警察について

徳島県警察は、徳島県内に設置された警察組織であり、県内全域の治安維持を主な任務としています。警察法に基づき徳島県公安委員会の管理下にありますが、職員の給与は徳島県知事から支払われています。警察庁中国四国[[管区警察局]]の管轄下にあり、本部は徳島市に所在しています。シンボルマスコットは「うずしお君」です。

組織体制

徳島県警察は、県内10か所の警察署、26か所の交番、105か所の駐在所、1か所の警備派出所を配置し、地域に密着した活動を展開しています。本部の組織は以下の通りです。

本部組織

警務部：警察運営の根幹を担う部門。
総務課：組織運営、人事、広報などを担当。
情報発信課：情報公開、相談業務、犯罪被害者支援など。
会計課：予算、装備、監査など。
拠点整備課：施設の整備、管理など。
警務課：人事、給与、留置管理、監察、厚生など。
企画・サイバー警察局：企画立案、サイバー犯罪対策、情報管理など。
総務・企画課
サイバー戦略推進課
情報管理課
照会センター
生活安全部：地域住民の安全な生活を守るための活動を行う部門。
生活安全企画課：防犯、少年非行対策、生活環境に関する業務。
地域課：地域警察活動、事件事故への対応。
少年女性安全対策課：少年非行、児童虐待、性犯罪対策。
生活環境課：風俗営業、環境犯罪対策。
刑事部：殺人、強盗などの凶悪事件や、窃盗、詐欺などの一般事件の捜査を行う部門。
刑事企画課：捜査活動の企画、指導、犯罪統計、被害者支援など。
捜査第一課：殺人、強盗などの凶悪事件を担当。
機動捜査隊：初動捜査、緊急事件への対応。
捜査第二課：知能犯、詐欺事件を担当。
組織犯罪対策室：暴力団対策、薬物犯罪、国際犯罪対策。
鑑識課：事件現場の鑑識活動、科学捜査の支援。
科学捜査研究所：科学的な鑑定や分析。
交通部：交通安全対策、交通事故捜査、免許業務など。
交通企画課：交通安全計画、交通事故分析、交通安全教育。
交通規制課：道路交通規制、交通管制。
交通指導課：交通指導取締、交通事故捜査。
運転免許課：運転免許に関する業務。
高速道路交通警察隊：高速道路での交通取り締まりや事件・事故に対応。
警備部：災害対策、警備、テロ対策など。
公安課：公安情報収集、テロ対策、災害対策など。
警備課：警備計画、警護、災害対策。
警察航空隊：ヘリコプターによる情報収集、救助活動。
機動隊：大規模災害、テロ、集団警備などに対応。
徳島県警察学校：警察官の育成、訓練。

警察署の再編

徳島県警察では、県内の警察署の再編を積極的に行ってきました。

2004年10月1日: 川島警察署が吉野川警察署に改称。
2005年3月1日: 鷲敷警察署が那賀警察署に、脇町警察署が美馬警察署に、貞光警察署がつるぎ警察署にそれぞれ改称。
2005年4月1日: 市場警察署が阿波警察署に改称。同時に阿波市吉野町域が板野警察署から阿波警察署に移管。
2006年3月1日: 池田警察署が三好警察署に改称。
2014年4月1日: 吉野川警察署と阿波警察署が統合し、阿波吉野川警察署に改称。つるぎ警察署が美馬警察署に統合。
2018年4月1日: 徳島東警察署が徳島中央警察署に名称変更。石井警察署が徳島西警察署に統合され徳島名西警察署に、板野警察署が徳島北警察署に統合され徳島板野[[警察署]]にそれぞれ名称変更。
2020年4月1日: 那賀警察署が阿南警察署に統合。

主な事件

徳島県警察が関わった主な事件として、以下のようなものがあります。

1963年：四国連続強盗殺人事件
1985年：徳島隣人3人射殺事件
1999年：徳島自衛官変死事件
2001年：徳島・淡路父子放火殺人事件

これらの事件の解決に向けて、県警察は捜査活動に尽力しました。

未解決事件

残念ながら、未解決のままとなっている事件も存在します。県警察は、これらの未解決事件の早期解決を目指し、捜査を継続しています。

不祥事

徳島県警察では、過去に複数の不祥事が確認されています。以下に主な事例を列挙します。

2012年5月：小松島警察署巡査部長が警察手帳偽造で逮捕。
2012年11月：鳴門警察署巡査が運転免許証の不正照会。
2014年7月：警察署巡査が酒気帯び運転。
2015年4月：徳島東警察署巡査部長と巡査長が交通切符の虚偽記載。
2015年7月：徳島東警察署巡査が事故不申告。
2015年9月：板野警察署警部が女性警察職員へのセクハラ。
2015年12月：那賀警察署巡査長が暴行事件。
2016年9月上旬：徳島県警察学校長が速度超過違反。
2017年7月：鳴門警察署巡査が同僚女性警察官の部屋に侵入し下着を窃盗。
2017年8月23日：鳴門警察署巡査長が誤送信で個人情報を漏洩。
2019年5月23日：県警警視が報道記者への暴言、威圧的行為。
2019年12月23日：警察署の警部と警部補が職場環境悪化、セクハラ。
2020年3月18日：巡査部長が部下にパワハラ。

これらの不祥事を受け、徳島県警察では再発防止に向けた取り組みを強化しています。

脚注

出典：

参考文献

三原宏文『徳島県警の話題』三原武雄、1977年4月27日。
徳島県警察史編さん委員会『徳島県警察史』徳島県警察本部、1965年3月20日。

外部リンク

徳島県警察
徳島県警察 (@uzushiokun) - X（旧Twitter）
徳島県警察 (tokushimapolice) - Facebook
徳島県警察公式チャンネル - YouTubeチャンネル

もう一度検索