徳重・名古屋芸大駅

徳重・名古屋芸大駅

徳重・名古屋芸大駅（とくしげ・なごやげいだいえき）は、愛知県北名古屋市に位置する名古屋鉄道犬山線の駅です。駅の番号はIY05で、2005年から現在の名称を使用していますが、古くからの名称である徳重駅も一般的に用いられています。この駅名は名古屋芸術大学との提携によって決まったものであり、多くの学生が利用することから、周辺地域の交通の要所となっています。

駅名と表示

また、当駅の乗降履歴には「徳重名芸」という駅名が表示されており、名古屋市営地下鉄桜通線の徳重駅と区別されています。現在の駅名は8文字で構成されており、LEDによる列車案内表示ではスクロール形式で表示されるため、利用者にとってわかりやすい工夫がされています。

歴史

徳重駅は1912年に開業され、長い歴史を有しています。1944年に一度休止したものの、1946年に復活し、その後も少しずつ駅の形態が変更されていきました。1967年には再度駅員が配置され、1980年には橋上駅舎が整備されました。1990年には普通駅となり、2005年の名称変更を経て、2009年にはバリアフリー化が実施され、改札口が各ホームごとに設置されました。2011年からはICカード乗車券「manaca」の利用が可能になり、利用者の利便性が向上しています。最新の変更では、2022年から土休日に終日無人化が進められています。

駅の構造

この駅は、8両編成が停車可能な相対式ホーム2面2線から成る地上駅であり、両ホームには改札口が設けられています。平日には東側改札口に駅員が配置されていますが、土日は休業となります。また、西改札口にはバリアフリー対応のトイレも設置されています。さらに、自動券売機も完備されており、便利に乗車券を購入できます。

バリアフリー対応

バリアフリー化工事が行われ、改札は上下線で分かれ、それぞれのホームに駅舎が設けられました。しかし、改札内の連絡通路にはエレベーターがなく、車椅子利用者は一部不便を強いられる場合があります。そのため、踏切を使って逆方向のホームに移動する必要があります。

利用状況

2020年度のデータによると、この駅の一日平均乗降人員は8,592人でした。学生の利用が多く、特に名古屋芸術大学と愛知県立西春高等学校の近隣であるため、多くの通勤・通学客が訪れます。過去には、名鉄全駅中でも高い利用率を誇ることがありました。現在では当線内の普通列車しか停車しないものの、利用者は安定していることから、地域に根ざした交通の便となっています。

駅周辺

駅周辺は住宅地が広がっており、愛知県道161号名古屋豊山稲沢線が通るなど交通の利便性も確保されています。しかし、付近の踏切は交通渋滞の原因となることがあるため、連続立体交差化事業が計画されています。駅の北側を流れる五条川を渡ると岩倉市に入るため、地域のつながりも感じられます。

まとめ

徳重・名古屋芸大駅は、地域の交通の要所として重要な役割を果たしており、今後もバリアフリー化や交通改善が進められることで、より多くの人々に利用されることが期待されています。

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