志摩ロードパーティ

志摩ロードパーティ

志摩ロードパーティは、三重県の志摩市で行われるハーフマラソン大会で、志摩スペイン村をメイン会場としています。この大会は、美しい的矢湾を眺めながら走ることができる一方で、スタートから約5㎞は上り坂が続く、非常にチャレンジングなコースとなっています。コース全体の高低差は100mにも及び、日本でも指折りの難しさを誇ります。そのため、参加者には十分な準備と体力が求められます。

大会の魅力は、ハーフマラソンだけでなく、子供や障碍者が参加できる5㎞のマラソンや1.5㎞のジョギングも用意されている点です。また、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターの協力により、障碍者専用のコースも設けられています。これにより、より多くの人々がともに楽しむことができる仕組みが整えられています。

沿革

この大会は、志摩市が2004年10月1日に誕生したことを記念して始まりました。初回は2005年1月10日に「志摩市ロードパーティ」という名のもと、一度限りのイベントとして開催されました。大会では、伊勢志摩国立公園の美しい風景を楽しみながら走れるだけでなく、前夜祭や当日イベントも豊富に用意されており、志摩地方の文化を体験する機会となりました。地域の郷土料理が振る舞われるほか、ステージイベントも行われ、多くの参加者が楽しんでいました。

初回の大会では、発着地点はともやま公園で、北海道から沖縄県まで合計618人が参加しました。

第二回大会

本来は一回限りの大会でしたが、充実した内容と美しい景色、そして地域の食文化が好評を博したため、実質的に第二回大会が2006年4月23日に開催されることとなりました。今回は「志摩ロードパーティハーフマラソン2006」として実施され、ハーフマラソンの他に10km、5km、3kmのコースや9kmのウォーキングも設けられました。これにより、さまざまな参加者が楽しめる内容となりました。

この大会には、ゲストとして千葉真子さんや金哲彦さんが招かれ、参加者は約4,300人に達しました。

その後の発展

第三回大会は2007年4月22日に開催され、ハーフマラソンや10㎞、3㎞のランニング、8kmのウォーキングが行われました。このときも千葉真子さんがゲストとしてお越しになり、さらに鵜方駅前で空き店舗を利用したフリーマーケットも開催されました。以来、毎年4月に定期的に開催されており、多くのランナーがこのイベントを楽しんでいます。

しかし2016年には、伊勢志摩サミットに関連する準備のため、開催時期が変更され、約7か月後の2016年11月13日に秋の開催が実施されました。そこで、タレントの森脇健児さんがゲストとして参加しました。

その翌年の2017年は従来通り4月に開催され、2020年は新型コロナウイルスの影響で中止となるなど、歴史を重ねながら進化している大会です。これからも多くの人たちにとって、志摩ロードパーティはマラソンの楽しさと地域の文化を同時に体験できる貴重なイベントであり続けるでしょう。

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