指宿スカイライン

指宿スカイラインの概要

指宿スカイライン（いぶすきスカイライン）は、鹿児島県の指宿市池田から鹿児島市田上八丁目までを結ぶ一般有料道路です。この道路は、鹿児島湾に沿って綺麗な景観を楽しめるため、観光客やドライバーに人気のルートとなっています。指宿スカイラインは、地域高規格道路である南薩縦貫道の一部でもあり、鹿児島市内で九州自動車道の鹿児島インターチェンジ (IC) と接続しています。

この道路は有料区間と無料区間から成り立っており、有料区間は鹿児島県道路公社が管理し、無料区間は鹿児島県が担当しています。また、全線は鹿児島県道17号指宿鹿児島インター線に指定されています。特に、鹿児島インターチェンジから山田インターチェンジまでは、片側2車線の整備がされており、自動車専用道路として機能しています。

道路の歴史と管理

指宿スカイラインの歴史は1960年代にさかのぼります。初めて供用されたのは、1969年に大迫料金所から頴娃IC間の1期区間でした。その後、1977年には2期区間が開通し、徐々に整備が進んでいきました。1988年には大迫ICから頴娃IC間が無料化されるとともに、さらに接続区間も整備され路線が拡張されています。

近年では、2016年に料金徴収期間が2042年まで延長されることが発表され、今後の運営に関する見通しが示されました。また、山田ICでは2017年にETC導入が始まり、利便性が向上しています。

道路の通行規制と料金

指宿スカイラインには、山田IC以北の自動車専用道路区間と、谷山IC以南では軽車両や自転車も通行許可されています。具体的な通行料金は、鹿児島ICから山田ICの間では本線の山田料金所にて徴収され、谷山ICから頴娃IC間は均一料金制が採用されています。この区間は、営業時間外は全線無料で通行できるなど利用者に配慮した料金制度も設けています。

景観とドライブスポット

道中には多くの展望台があり、鹿児島湾や桜島を見渡すことができます。須々原展望台や樋高展望台からの眺望は特におすすめで、海に突き出たENEOS喜入基地のタンク群や自然の美しさを堪能できます。また、沿道には「癒しろの杜 桂花園」といった植樹園もあり、訪れる観光客にゆったりとした時間を提供しています。

通行量と交通インフラ

流入する交通量は、特に観光シーズンに増加するため、交通管理が重要です。平日の交通量は一定しており、特に週末や祝日はそれ以上の交通が見込まれています。トンネルも点在しており、円滑な通行を助けています。

まとめ

指宿スカイラインは、その美しい風景と特異な道路管理、歴史的背景により、観光ドライブには最適なルートです。鹿児島県の豊かな自然を存分に楽しみながら、安全にドライブを満喫できます。

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