探偵伯爵と僕

探偵伯爵と僕

『探偵伯爵と僕』（たんていはくしゃくとぼく、His name is Earl）は、森博嗣による推理小説です。2004年に講談社の児童向けレーベル、ミステリーランドから刊行されました。

あらすじ

物語は、夏休み直前の出来事から始まります。「僕」は公園で出会った「探偵伯爵」と友達になります。夏休みの宿題として日記を書くことになった「僕」は、父親から譲り受けたワープロで日記を綴り始めます。

夏祭りの夜、友達のハリィが突然行方不明になってしまいます。ハリィの部屋と秘密基地には、トランプのエースのカードが残されていました。カードは何を意味するのか？伯爵の正体とは？少年と伯爵が過ごすひと夏の物語が幕を開けます。

登場人物

アール (Earl)

「探偵伯爵」と呼ばれる謎の人物。夏でも黒い長袖の背広を着て、ネクタイをきっちりと締めている。大人からは「黒い服を着て髭を生やした小汚い男」と見られています。
馬場 新太（ばば あらた）

物語の語り手である「僕」。文章を書いたり、深く考えたりすることが苦手。夏休み前に公園で「探偵伯爵」と知り合います。
チャフラフスカ

アールの秘書。移動には常にベンツSクラスを使用し、いつも白い服を着ています。
原田 隆昌（はらだ たかまさ）

丸い眼鏡をかけた新太の友達。車に詳しい。ハリィというニックネームで呼ばれています。
善田 茂（ぜんだ しげる）

新太の友達。とても恐がり。ゼンちゃんというニックネームで呼ばれています。
山賀 雅也（やまが まさや）

新太の友達。ガマというニックネームで呼ばれています。
浦山（うらやま）

新太の友達。
北村（きたむら）

子供会の会長。

書籍情報

講談社〈ミステリーランド〉：2004年4月27日発行、ISBN 4-06-270570-2
講談社ノベルス：2007年11月6日発行、ISBN 978-4-06-182568-0
* 講談社文庫：2008年11月14日発行、ISBN 978-4-06-276207-6

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