新夕張駅

新夕張駅の概要

新夕張駅（しんゆうばりえき）は、北海道夕張市紅葉山に位置するJR北海道の石勝線の一駅で、駅番号はK20です。この駅は1892年に開業し、その後国有化を経て現在のJRの駅となりました。特急「おおぞら」や「とかち」は多数の便で停車しており、普通列車は南千歳方面へのみ運行されています。2024年3月には夕張市唯一の駅となる予定です。

歴史

新夕張駅の歴史は1889年、北海道炭礦鉄道が追分駅から夕張駅までの支線を開通したことに始まります。当初は紅葉山駅という名前で開業し、1906年に国有化されました。1907年には貨物支線が開通、1981年には夕張線登川支線が廃止され、石勝線に改称されました。

その後、1987年にJR北海道の駅となり、1995年には構内改良が行われ、2004年にはタブレット扱いが廃止され自動券売機が設置されました。最近では、2019年に夕張支線が廃止され、駅構造が変更されました。

駅の構造

新夕張駅は地上駅の構造で、島式ホームが2面4線ありますが、現在使用されているのは主に1・2番線のみです。駅舎は1階に位置し、改札口からホームへは階段を昇ります。駅員が日中に配置されており、自動券売機やみどりの窓口も設置されています。また、24時間利用できるトイレも改札外に位置しています。

利用状況

新夕張駅の利用者数は年々変動しており、轍（わだち）の推移を示す統計が公開されています。時期によっては、多くの利用者が特急列車を利用し、観光客や地元住民にとって重要な交通拠点となっています。

周辺施設

駅周辺には国道274号や国道452号が通り、道東自動車道へのアクセスも良好です。また、紅葉山郵便局、道の駅夕張メロード、夕張市紅葉山ふれあいサロンなど、多くの公共施設が近隣に存在します。

さらに、2017年には駅前広場の改修工事が行われ、バスやタクシーの乗降場も便利に整備されました。これにより、駅と地域の交通網が一層強化されました。

歴史的な背景

大正から昭和初期にかけては、駅前の「五十嵐案内所」で販売されていた「もみぢ餅」が特産品として有名でした。地域の魅力が詰まったこの駅は、長い歴史を経て地元の重要な役割を果たしています。

新夕張駅は今後も多くの旅行者や利用者に愛される存在であり続けることでしょう。

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