新平野駅

新平野駅

新平野駅は、福井県小浜市平野地区に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）小浜線沿線の駅です。のどかな田園風景が広がる、静かな駅舎が特徴です。

歴史

新平野駅は、1918年（大正7年）に小浜線の十村駅 - 小浜駅間の延伸に伴い開業しました。開業当初は旅客と貨物の両方を扱っていましたが、1961年（昭和36年）に貨物取扱いを廃止、その後1973年（昭和48年）には荷物扱いも廃止され無人駅となりました。同時に、列車交換設備も撤去されています。1987年（昭和62年）の国鉄分割民営化によりJR西日本の駅となり、同年、駅舎も改築されました。

駅構造

新平野駅は、敦賀方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅です。無人駅のため、自動券売機などの設備はなく、シンプルな構造となっています。改築された現在の駅舎には、待合室、トイレ、自動販売機が設置されています。かつては列車の行き違いが可能な設備と貨物取扱いの設備がありましたが、現在ではそれらは撤去されています。

利用状況

2019年度の1日平均乗車人員は約75名と、利用者は比較的少ないです。近年は、人口減少や自動車の普及などにより、利用者数の減少傾向にあると推測されます。

駅周辺

駅周辺は田園地帯が広がっています。南側には国道27号が走り、そこから分岐する福井県道219号線は、北側に位置する福井県道24号線へのアクセス道路として機能しています。駅北側には広大な田畑が広がり、福井県道24号線付近には集落があります。駅南側にも集落があり、郵便局や商店などの生活施設が点在しています。

隣の駅

まとめ

新平野駅は、小浜線の歴史を語る上で重要な駅の1つです。かつては貨物輸送も行われていた活気ある駅でしたが、時代の変化とともに無人駅となり、静かな佇まいを見せています。周辺はのどかな田園風景が広がり、地域住民の生活に密着した駅であると言えるでしょう。駅舎の改築や無人化など、歴史をたどることで、地方における鉄道の変遷を垣間見ることができるでしょう。今後の利用者数や駅の維持管理についても、注目すべき点と言えるでしょう。

もう一度検索