新江ノ島水族館

新江ノ島水族館の魅力

新江ノ島水族館（通称えのすい）は、神奈川県藤沢市片瀬海岸に位置し、湘南海岸公園の一部として観光客に親しまれています。この施設は、1952年に設立された前身の江の島水族館の後継として2004年に開館。以来、多様な海洋生物の展示や教育プログラムを提供し、訪れる人々に海の魅力を伝えています。

歴史と運営

新江ノ島水族館の誕生は1970年代にさかのぼります。当時の日活社長堀久作の下、1952年に設立された株式会社江ノ島水族館が前身でした。しかし、長い期間にわたり、多くの観光客に親しまれていた江の島水族館は、2001年に新設計画がスタート。2004年のオープンまでの間に旧江の島水族館は閉館し、新江ノ島水族館が誕生しました。新館の運営はオリックスなどの企業と提携し、公共性を持ちながらも効率的に行われています。

施設の概要

施設は、相模湾の海中環境を再現した相模湾大水槽を中心に、浅瀬から深海までさまざまな深度の生態系を展示しています。また、世界初のシラス（カタクチイワシ稚魚）の常設展示や、深海生物の展示も行っています。特に、深海探査艇に関連する展示が充実しており、国立研究開発法人海洋研究開発機構（JAMSTEC）との共同研究によって、深海の魅力を知ることができます。

教育機関としての役割

水族館内には「なぎさの体験学習館」があり、ここでは無料で入場できる教育プログラムが提供されています。学習施設では、科学実験や自然現象の学びはもちろん、児童向けのプログラムも充実しており、家族連れに人気のスポットです。

特徴的な展示

この水族館は、特にクラゲの展示が豊富であり、前身の江の島水族館から引き継いだ文化が色濃く残っています。また、バンドウイルカの繁殖でも知られ、ここで生まれた多くの個体が話題となりました。新江ノ島水族館での繁殖の成功は日本国内外でも評価されており、さまざまな繁殖賞を受賞しています。

アクセスと訪問情報

新江ノ島水族館は、交通機関からのアクセスも良好です。小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅からは徒歩3分、江ノ島電鉄線江ノ島駅からも徒歩10分という立地。車でのアクセスも便利で、周辺には観光スポットも点在しています。訪れる際は、周辺の観光地と併せて楽しんでいただきたいです。

まとめ

新江ノ島水族館は、海洋生物の素晴らしさを身近に感じられる場所としてだけでなく、教育機関としても重要な役割を果たしています。海の世界に魅了され、多くの人々が訪れるこの水族館で、ぜひその魅力に触れてみてください。

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