日本能率協会マネジメントセンター

株式会社日本能率協会マネジメントセンターの概要

株式会社日本能率協会マネジメントセンター（略称：JMAM）は、東京都中央区に本社を構え、企業の人材育成支援や手帳・書籍の発行を中心に幅広いサービスを提供しています。英語ではJMA Management Centerと称される同社は、1942年に創立された社団法人日本能率協会を母体とし、1991年には法人として独立しました。

沿革

日本能率協会は、企業向けの時間管理をサポートする「能率手帳」を1949年に配布開始し、その後法人向けおよび個人向けに手帳の販売を拡大しました。1963年には、特別仕様の「能率手帳ゴールド」が登場し、1969年からは企業内教育事業の開始と共に、通信教育や出版事業も手掛けるようになりました。

1991年には社団法人から分社化し、その後も新たなブランドの手帳や教育ツールを展開。例えば、2013年には「能率手帳」のブランドをNOLTYに刷新し、受講可能なeラーニングサービスも整備しました。

主な事業内容

日本能率協会マネジメントセンターのビジネスモデルは、以下の三つの柱から成り立っています。人材育成支援事業、手帳事業、出版事業です。

人材育成支援事業

この事業は、企業に対する人材育成の支援を目的とし、通信教育や研修、eラーニング、アセスメント、公開セミナー（ビジネスカレッジ）の5つのサービスを展開しています。特に、マネジメントやコミュニケーションスキルを強化する教育プログラムに力を入れ、全国各地に営業拠点を持ち、企業のニーズに応じた多岐にわたるスキル開発を行っています。

手帳事業

日本初の時間目盛りを採用した「能率手帳」は、1999年に50周年を迎え、手帳を活用することで業務の効率化を図る提案を行っています。手帳の他に、システム手帳のBindexや「PAGEM」シリーズなど、さまざまな手帳製品を展開し、約397種類のアイテムを取り扱っています。さらに、手帳活用に関する書籍の出版を通じて、ビジネスパーソンや女性に手帳の有効性を広めています。

出版事業

出版部門は、日本能率協会グループの中でも最も長い歴史を誇ります。経営や自己啓発に関連する書籍を数多く世に送り出し、特に畠山芳雄氏の『こんな幹部は辞表を書け』は、日本におけるマネジメントのブームを引き起こしました。現在では、資格教材や手帳活用本など、読者ニーズに応じた幅広いジャンルの書籍を手がけています。

関係会社

法人向けの手帳販売を行う株式会社NOLTYプランナーズは、JMAMの2021年に独立して設立された企業です。この会社は社員手帳や販促用の手帳を提供し、全国的に営業を行っています。

結論

株式会社日本能率協会マネジメントセンターは、長い歴史と伝統を持つ企業であり、幅広い事業展開により企業向けの人材育成を支援しています。手帳事業や出版事業と合わせて、今後も多くのビジネスパーソンに価値を提供し続けることでしょう。

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