日本製紙クレシア

日本製紙クレシア株式会社

日本製紙クレシアは、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの家庭紙製品を中心に製造・販売を行う、日本製紙グループの企業です。特に、アメリカ合衆国のキンバリー・クラーク社が有する「クリネックス」と「スコッティ」のブランドは、日本国内で広く親しまれています。

事業所

• - 本社: 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地
• - 工場:

- 東京工場: 埼玉県草加市松江四丁目2-16
- 開成工場: 神奈川県足柄上郡開成町吉田島500
- 興陽工場: 静岡県富士市比奈450
- 京都工場: 京都府福知山市長田野町1-54

• - 営業支社:

- 北海道営業支社: 北海道札幌市中央区北3条西2丁目
- 東北営業支社: 宮城県仙台市青葉区中央3－10－19
- 北関東営業支社: 埼玉県さいたま市大宮区桜木町4丁目261番地
- 家庭用品関東営業支社: 本社内
- 横浜営業支社: 神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-10
- 中部営業支社: 愛知県名古屋市中区栄2-3-31
- 関西営業支社: 大阪府吹田市広芝町10-8
- 中四国営業支社: 広島県広島市中区大手町3-8-1
- 九州営業支社: 福岡県福岡市中央区天神1-4-2

沿革

日本製紙クレシアのルーツは、1960年代に遡ります。

• - 1961年: 山陽パルプとスコットペーパー社の合弁により山陽スコット株式会社が設立。
• - 1963年: 十條製紙とキンバリー・クラーク社の合弁により十條キンバリー株式会社が設立。

その後、両社はそれぞれ独自のブランド展開を行っていましたが、親会社の合併を機に再編が進められました。

• - 1993年: 山陽スコットが株式会社クレシアに社名変更。
• - 1996年: 十條キンバリーとクレシアが合併し、株式会社クレシアが発足。
• - 2006年: 日本製紙クレシア株式会社に社名変更。
• - 2012年: 興陽製紙を吸収合併。
• - 2020年: 特種東海製紙の子会社であるトライフのタオル用紙事業の営業部門を統合し、「タウパー」ブランドの販売を開始。
• - 2022年: コーポレートロゴを「CRECIA」ロゴへ移行。

グループ企業

• - クレシア紙工東日本: 東京・開成工場の加工部門、メンテナンスなどを担当。
• - クレシア紙工西日本: 京都工場の加工部門、メンテナンスなどを担当。
• - クレシア物流: 製品の物流を担当。
• - 福田製紙: 紙・パルプを製造。

主な商品

• - クリネックス: ティッシュペーパー、トイレットペーパーなど
• - スコッティ: ティッシュペーパー、トイレットペーパー、キッチンペーパーなど
• - タウパー: タオルペーパー
• - ポイズ: 軽失禁ケア用品
• - アクティ: 介護用紙おむつ
• - キムワイプ: 工業用ワイパー
• - キムタオル: 工業用タオル

その他

日本製紙クレシアは、かつて宮城球場の命名権を取得し、「クリネックススタジアム宮城」という名称で使用されていました。また、過去には松居一代がCMキャラクターを務め、「マツイ棒」の開発・商品化に関わったことでも知られています。

近年では、新垣結衣、水川あさみがそれぞれ「クリネックス」「スコッティ」のCMキャラクターを務めるなど、幅広い世代にアピールする広告展開を行っています。

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