最&高

きゃりーぱみゅぱみゅ12枚目のシングル「最＆高」

2016年4月20日、人気アーティストきゃりーぱみゅぱみゅの12枚目のシングル「最＆高」が発売されました。この楽曲は、きゃりーぱみゅぱみゅが出演したコカ・コーラのテレビCMソングとして制作され、プロデューサーにはおなじみの中田ヤスタカ氏が起用されました。

ポップでエモーショナルな世界観

これまでのきゃりーぱみゅぱみゅ作品といえば、ポップでファンタジーな世界観が特徴でしたが、「最＆高」では、それらに加え、これまでとは一味違うエモーショナルな要素が加えられています。CMでは、きゃりーぱみゅぱみゅの新たな一面を見ることができ、中田ヤスタカ氏はCMのストーリーと楽曲をリンクさせることで、より深い表現を目指しました。

デビュー5周年記念ソング

「最＆高」は、きゃりーぱみゅぱみゅのデビュー5周年を記念した楽曲という位置づけでもあります。きゃりーぱみゅぱみゅ自身も「すごくメッセージ性の濃い曲」と表現しており、ファンへの感謝の気持ちが込められた、まさに記念すべき1曲と言えるでしょう。楽曲を通して、5年間の活動への感謝と、今後の活動への決意が感じられます。

収録内容

シングルには、表題曲「最＆高」に加え、カップリング曲として「コスメティックコースター」、「もんだいガール -extended mix-」などが収録されています。「コスメティックコースター」は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのきゃりーぱみゅぱみゅ XRライドのテーマソングとして使用されました。

また、初回限定盤には、2015年に行われた国内ホールツアー「Crazy Party Night 2015」からセレクトされたライブ映像が収録されたDVDが付属しています。ライブ映像には、「No No No」「CANDY CANDY」「チェリーボンボン」「きらきらキラー」「こいこいこい」「もったいないとらんど」「Crazy Party Night ～ぱんぷきんの逆襲～」「もんだいガール」の8曲が収録され、ツアーの熱気を感じることができます。

全作詞・作曲・編曲は中田ヤスタカ氏によるものですが、「最＆高」には、イギリスのロックバンド、ニュー・オーダーのバーナード・サムナー氏が補作曲として参加しています。

アーティストとスタッフ

アートワークは、これまでの作品と同様にsteve nakamura氏が担当し、楽曲のタイトル「最＆高」の通り、きゃりーぱみゅぱみゅの最高と言える瞬間が切り取られた、躍動感あふれる作品となっています。

ミュージックビデオの監督は田中秀幸氏、スタイリストは飯嶋久美子氏、ヘアメイクはスズキミナコ氏、コレオグラファーはまいこ氏と、豪華な制作陣が参加しています。きゃりーぱみゅぱみゅ自身も企画段階から参加し、3月中旬には都内にて撮影が行われました。

ミュージックビデオの世界観

ミュージックビデオでは、冒頭からインパクトのあるシーンが展開されます。きゃりーぱみゅぱみゅは、音楽に合わせてドラムやシンバルを叩く大型ロボットに変身し、ウェディングケーキを模したリズムマシーンのような姿で登場します。その後、踊る小人の群衆に囲まれながら5周年をお祝いされるというストーリーが展開されます。そして、最後は生身の人間に戻ったきゃりーぱみゅぱみゅが、ラーメン丼風のステージで歌い踊り、小人たちの踊りもクライマックスへと達するという、独特でカオスな世界観が表現されています。

ビデオの随所には、デビュー5周年にちなんで「5」というキーワードが隠されており、きゃりーぱみゅぱみゅらしいユーモアも感じられます。ラーメン丼風のステージは、きゃりーぱみゅぱみゅと田中監督のラーメン好きという共通点から生まれたアイデアであり、きゃりーぱみゅぱみゅの中華風衣装や髪型もそれに合わせたものとなっています。

「最＆高」は、音楽性、映像、そしてアーティスト自身の想いが凝縮された、まさに「最高」の一枚と言えるでしょう。

もう一度検索