有壁駅

有壁駅について

有壁駅（ありかべえき）は、宮城県栗原市金成有壁に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）の東北本線に属する駅です。この駅の開業は1924年10月16日に遡り、当時は旧線から現在線への経路が切り替えられた際に共に開かれました。

歴史

駅は初めて貨物の取り扱いを行っていましたが、1982年にそれを廃止し、翌1983年には荷物の取り扱いも終えました。この結果、無人駅となり、駅員が常駐しない運営体制が整えられました。1987年の国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅として管理されるようになりました。その後、1998年には駅舎が改築され、よりコンパクトなデザインに生まれ変わりました。

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駅の構造

有壁駅は2面2線を備えた地上駅であり、もともとは3線構造でしたが、現在の形態に整理されました。ホーム同士は跨線橋で連絡しており、訪れる人々が安全に行き来できるようになっています。駅は一ノ関駅の管理下にある無人駅で、乗車駅証明書を発行できる機械が設置されています。

駅周辺

周囲にはかつて奥州道中の宿場町としての名残が見られますが、現在はその賑わいは薄れてしまっています。しかし、延享年間に建てられた旧有壁宿本陣の建物などが、昔の面影を訪れる人々に伝えています。有壁駅自体は旧街道から川を越えた対岸に位置しており、周囲は静かな環境に包まれています。

バス路線

「有壁駅前」停留所では、栗原市民バスが発着しています。特に、築館一関線はくりこま高原駅と一関駅前を結んでおり、地域住民の移動手段となっています。

その他の情報

有壁駅の両隣には、清水原駅と一ノ関駅があり、どちらも岩手県に位置しています。この間の路線では、宮城県と岩手県の県境を3回も越えており、こうした路線は全国的に見ても非常に珍しい事例です。特に、横浜線や武蔵野線などでも同様の例はありますが、独特な地域性を際立たせています。

隣の駅

• - 清水原駅
• - 一ノ関駅

脚注

有壁駅の開設者、佐藤庄助は私財を投じてこの駅を整備したことでも知られています。

外部リンク

• - 駅の情報（有壁駅） - JR東日本

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