有明広域行政事務組合

有明広域行政事務組合消防本部：玉名地域の防災を守る

有明広域行政事務組合消防本部は、熊本県玉名地域における防災・消防活動を担う重要な機関です。荒尾市、玉名市、そして玉名郡の長洲町、南関町、和水町、玉東町の2市4町によって構成される一部事務組合であり、広域的な防災体制の構築に貢献しています。発足当初は2市8町でしたが、現在はより効率的な運営体制を確立しています。

組合の概要と管轄区域

2023年4月1日現在、消防本部は熊本県玉名市に位置し、管轄区域は421.44平方キロメートルに及びます。219名の職員が勤務しており、その中には64名の救急救命士が含まれます。消防署2カ所、分署7カ所が配置され、地域住民の安全確保に万全を期しています。

消防車両と資機材

有明広域行政事務組合消防本部は、高度な消防活動に対応できるよう、多様な消防車両と資機材を保有しています。主力機械は53台あり、その内訳は次のとおりです。

消防ポンプ自動車：3台
水槽付きポンプ自動車：10台（予備車2台を含む）
化学車：1台
はしご付消防自動車：2台
小型動力ポンプ付水槽車：1台
救助工作車：2台
高規格救急自動車：12台（予備車2台を含む）
資機材搬送車：2台
指揮車：2台（支援車Ⅳ型1台を含む）
支援車：2台（支援車Ⅳ型規格の指揮車1台を含む）
* その他：17台

これらの車両と資機材は、火災、救急、救助など、様々な災害への対応能力を向上させる上で重要な役割を果たしています。

構成自治体と隣接自治体

有明広域行政事務組合を構成する自治体は、荒尾市、玉名市、そして玉名郡の長洲町、南関町、和水町、玉東町です。発足当初は、現在の玉名市の一部地域（旧岱明町、横島町、天水町）や、現在の和水町の一部地域（旧菊水町、三加和町）なども含まれていました。

また、隣接する自治体としては、熊本県内では熊本市、山鹿市、そして福岡県内では大牟田市、みやま市、八女市などが挙げられます。これらの地域との連携も、広域的な防災体制において重要な要素となります。

まとめ

有明広域行政事務組合消防本部は、広大な地域をカバーする消防機関として、日々地域住民の安全・安心を守る活動に尽力しています。高度な装備と訓練を受けた職員による迅速かつ的確な対応は、地域社会の安全と安定に大きく貢献しています。今後とも、地域住民のニーズに応えながら、より一層の防災体制の強化が期待されます。

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