有本香

有本 香について

有本 香（ありもと かおり）は、1962年8月生まれの日本のジャーナリストであり、編集プロダクションを運営しながら多様なテーマでの取材・執筆を行っています。現在、彼女は政治団体日本保守党の事務総長を務め、特に中国に関する諸問題やチベット、インドの社会問題への関心を強く持っています。

生い立ちと教育

奈良県奈良市に生まれた有本は、小学校に上がる前に静岡県の伊豆地方に移り住みます。彼女は静岡県立三島北高等学校を卒業し、1987年に東京外国語大学のインド・パーキスターン語学科でヒンディー語を専攻して卒業しました。大学卒業後は、旅行雑誌の編集長として10年間、そして上場企業の広報担当として3年間の経験を積み、独立して自身の編集プロダクションを立ち上げるに至りました。

メディアでの活動

有本は、編集や企画のプロダクションを運営する傍ら、チベット問題や中国、インドに関する取材を行い、執筆活動を行っています。特に、国内外の政治や社会問題に焦点を当て、多くのメディアに寄稿しています。2019年には、あいちトリエンナーレでの「表現の不自由展」についてのコラムで、アート監督の津田大介に対して補助金詐欺の疑いを主張しました。この発言は裁判に発展し、2023年に東京地裁が有本に損害賠償を命じる判決を下しました。

政治活動

2023年6月には百田尚樹と共に「保守新党結党宣言」を行い、同年9月に「日本保守党」という名の新党を設立すると発表しました。この新党は、河村たかし氏を共同代表とし、広沢一郎氏を事務局次長に据える体制を整えました。また、減税日本との特別友党関係を締結し、政治活動をより一層強化しています。

主な役職とメディア出演

彼女は2011年から2014年にかけて、国土交通省の海洋政策懇談会および航空政策懇談会の委員を務めました。また、内閣府の死因究明等推進会議の委員としても活躍しました。現在は、ニッポン放送の「飯田浩司のOK! Cozy up!」にレギュラー出演しており、多くのテレビ番組でもその鋭い視点が求められています。過去には、関西テレビやフジテレビなど、数多くのメディアでの出演歴があります。

著書と研究

有本は数多くの著書を執筆し、中国やチベット、政治問題に関する著書も多いです。彼女の代表作には『中国茶 香りの万華鏡』や『中国はチベットからパンダを盗んだ』などがあります。また、共著や訳書も手掛けており、幅広い知見を持つ研究者としても知られています。

結論

有本香は、日本における政治や国際関係に深い関心を持ち、現代の重要な問題に対して独自の視点を提供するジャーナリストです。彼女の活動は多岐にわたり、今後の動向も注目されています。

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