有馬記念館

有馬記念館について

有馬記念館は福岡県久留米市篠山町に位置する資料館で、地域の歴史や文化の調査・研究を目的としています。この館は1959年に久留米市の市制70周年を祝う形で設立され、1960年にオープンしました。設立の際に寄附を行ったのは、当時株式会社ブリヂストンの社長であった石橋正二郎氏です。市制120周年を迎える2009年には、館内が改装され、より充実した展示が行われるようになりました。

展示内容

館内の展示室では、久留米藩主の有馬家にまつわる歴史資料や美術工芸品が中心に展示されています。これらの展示物は地域の歴史や文化を教えてくれる貴重な資料であり、訪れる人々にとって学びや発見の場となっています。パネル展示や映像資料もあり、訪問者は多角的に情報を得ることができます。無形文化財や伝統工芸品もあり、地域の特色を感じられる工夫がされています。

施設について

有馬記念館は2階建てで、1階には「レストラン有馬」があります。訪れた際には地元食材を使用した料理を楽しむことができ、観光の合間の休憩に最適なスポットです。

2階には展示室のほかに、VTRコーナーや観光情報コーナーがあります。ここでは久留米市に関する最新情報や観光地のご案内があり、観光客にとって非常に役立つ情報が手に入ります。

利用案内

有馬記念館の開館時間は10:00から17:00までとなっており、入館は閉館の30分前まで可能です。休館日としては火曜日が設定されており、この日が祝日の場合は翌日が休館の対象となります。また、年末年始の休館期間も設けられており、12月28日から1月4日までの間は訪問ができません。

入場料金は一般が200円、小学生と中学生は100円、小学生未満は無料で、特別展を観覧する際には別途料金が発生します。なお、土曜日には高校生以下の入場は無料となっているため、学生にとっても訪れやすい環境が整っています。

アクセス情報

有馬記念館へのアクセスは至便で、JR鹿児島本線の「久留米駅」から徒歩約10分の位置にあります。また、西鉄天神大牟田線の「西鉄久留米駅」からは西鉄バスの「大学病院」行きに乗り、徒歩5分ほどで到着できます。さらに、九州自動車道の久留米インターチェンジからは国道210号を通って久留米市内に向かい、車で約20分の距離です。

このように、周辺交通も良好で、広く一般に開放された有馬記念館は、地域の歴史を学ぶ場として多くの人々に支持されています。訪れることで有馬家にまつわる深い歴史を感じ取れる貴重な体験を得られることでしょう。

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