朝霧駅

朝霧駅概要

兵庫県明石市朝霧南町にある朝霧駅は、JR西日本の山陽本線に属する駅で、駅番号はJR-A72です。駅は「JR神戸線」として知られる愛称区間に含まれ、地域の交通の要所となっています。この駅のすぐ南には山陽電鉄本線の線路が走っており、須磨駅から明石駅まで並行する形で通っています。特筆すべきは、山陽電鉄とJRの間に駅に対応する連絡駅が設けられていない唯一の場所である点です。

朝霧駅は主に普通電車が停車する駅ですが、特定の時期には臨時の快速列車が停車することもあります。特に2000年から2001年にかけて、臨時快速「神戸シーサイドレジャー号」の停車駅となったことがあります。また、天候によるダイヤの乱れが発生した場合、時には快速列車が臨時停車する事例も見られます。駅の南側に出るには、山陽電鉄の線路を横断する跨線橋を利用することになります。

駅の設立と歴史

朝霧駅は1967年に工事が始まり、1968年の6月20日に開業しました。当初、国鉄は「西舞子駅」と名付ける予定でしたが、明石市の要請により「朝霧駅」という名称に変更されました。この変更は、地域の地名を反映するためのものでした。

重要な年表

• - 1968年: 国鉄山陽本線の舞子駅 - 明石駅間に新設開業。
• - 1987年: 国鉄分割民営化により、JR西日本の駅に。
• - 1988年: 「JR神戸線」の愛称が使用開始。
• - 1995年: 阪神淡路大震災により営業一時休止、その後復旧。
• - 1998年: 自動改札機の導入および駅舎の改築。
• - 2003年: ICカード「ICOCA」が利用可能に。
• - 2018年: 駅ナンバリング制度の導入。

駅の構造

朝霧駅は島式ホームを持つ地上駅で、駅舎とのアクセスには階段、エレベーター、エスカレーターが使用されます。電車の運行は分岐器や信号機を備えていないため、停留所に分類されています。ホームからは明石海峡大橋や隣接する山陽電鉄が見渡せます。

利用状況

2021年度の統計によると、朝霧駅の1日平均乗車人数は11,849人でした。周辺には明舞団地があり、朝夕の通勤や通学時間帯には多くの利用者が見られます。

駅周辺の環境

駅の北側には明舞団地があり、駅の東側は神戸市との境界です。そのため、神戸市方面からの利用者も多く、便宜を図るバスも充実しています。南側には大蔵海岸があり、レジャー施設が点在し、特に夏季には海水浴客で賑わいます。

さまざまなバス路線も利用可能で、駅前には神戸市交通局、山陽バス、神姫バスのインフラが整備されています。移動の利便性が高く、地域住民に愛される駅となっています。

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