東京国際クルーズターミナル駅

東京国際クルーズターミナル駅：国際クルーズ拠点と臨海部のアクセス結節点

東京国際クルーズターミナル駅は、東京都江東区青海一丁目に位置する、東京臨海新交通臨海線（ゆりかもめ）の駅です。駅番号はU08で、江東区の最西端という立地が特徴です。2019年3月16日、それまでの船の科学館駅（ふねのかがくかんえき）から改称されました。開業前の仮称は「青海西」でした。

歴史と変遷

1995年11月1日、船の科学館駅として開業しました。その後、2006年4月14日には、出発直後の電車が部品破損による脱輪事故を起こしましたが、幸いにも死傷者はいませんでした。そして、国際クルーズターミナルの開業に伴い、2019年に現在の駅名に改称されました。この改称は、駅の機能と周辺環境の変化を反映したものです。

駅構造と利用状況

駅は島式ホーム1面2線の高架駅です。シンプルながらも機能的な構造で、乗降客の利便性を高めています。2023年度の1日平均乗車人員は約1,394人と、周辺地域の発展とともに利用客数は推移しています。開業以来の乗車人員データは、東京都の統計年鑑などで確認できます。

駅周辺の環境とアクセス

駅周辺には、東京国際クルーズターミナルを始め、様々な施設が集中しています。駅自体は江東区青海にありますが、すぐ西側には品川区東八潮の潮風公園が広がっています。

具体的には、東京国際クルーズターミナル、南極観測船「宗谷」（船の科学館屋外展示）、日本科学未来館、潮風公園、東京湾岸警察署、the SOHO、東京国際交流館、BMW GROUP Tokyo Bay、シンボルプロムナード公園など、観光やビジネス、レジャーといった多様なニーズに対応できる環境が整っています。また、近隣には大規模イベントが開催される青海臨時駐車場もあります。

バスと水上バスによるアクセス

陸上交通としては、東京国際クルーズターミナル駅前に停留所があるバス路線が利用可能です。東京都交通局が運行する複数の路線が乗り入れ、東京テレポート駅前、門前仲町、中央防波堤、日本科学未来館、東陽町駅前など、周辺地域へのアクセスを支えています。運行状況は都交通局のホームページ等で確認できます。

水上交通としては、近隣に船の科学館乗船場がありますが、2019年時点では定期航路は設定されていません。かつては東京都公園協会や東京都観光汽船による航路がありましたが、現在は運航されていません。

隣の駅

ゆりかもめ線において、東京国際クルーズターミナル駅の隣駅は、東側の台場駅と西側のテレコムセンター駅です。これらの駅と合わせて、臨海部における交通ネットワークを形成しています。

まとめ

東京国際クルーズターミナル駅は、国際クルーズターミナルへのアクセス拠点としての役割に加え、周辺の多様な施設へのアクセスを担う重要な駅です。歴史的経緯や周辺環境、交通アクセス方法を理解することで、より便利に活用することができるでしょう。今後も、周辺地域の発展とともに、駅の役割はますます重要性を増していくことが予想されます。

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