東大前駅

東大前駅の概要

東大前駅（とうだいまええき）は、東京都文京区向丘一丁目に位置する東京メトロ南北線の駅です。駅番号はN12であり、東京大学の最寄り駅の一つとして、多くの学生や観光客に利用されています。

歴史

この駅は1996年3月26日に開業し、その後の数年間に重要な変化がありました。2002年4月には業務委託駅に移行し、2004年4月には営団地下鉄の民営化により東京メトロが運営を引き継ぎました。さらに、2007年3月18日からはICカード「PASMO」を使用できるようになり、2015年には発車メロディが改良されています。また、2017年9月には、新たにエレベーターが設置され、バリアフリー化が進みました。

駅構造

東大前駅は、島式ホームを有した地下駅で、1面2線の構造です。改札口は地下1階に位置し、ホームは地下3階にあります。ホームと改札階の間には、エレベーターやエスカレーターが設置されており、利用者の利便性を考慮しています。また、ホームにはフルスクリーンタイプのホームドアが整備されています。駅の建設工事は274メートルの延長に及び、最大幅は17メートル、掘削深さは29メートルに達する大掛かりなものでした。

出入口は東京大学農学部や文京学院大学に隣接しており、学生にとって非常に方便な場所にあります。開業以来、駅周辺は教育機関が多く立ち並び、知的な雰囲気を醸し出しています。

発車メロディ

発車メロディについては、開業時から吉村弘による共通メロディが使用されていましたが、2015年にオリジナルの音楽に変更されました。1番線では「花咲く学び舎」、2番線では「銀杏の並木道」という楽曲が流れ、地域の特徴にちなんだものとなっています。

利用状況

2023年度の1日平均乗降人数は25,870人であり、これは東京メトロ全130駅の中で117位にあたります。駅は東京大学やその他の教育機関に近いため、学生や教職員の利用が多いことが特徴です。

駅周辺の施設

東大前駅の周辺には、東京大学の弥生キャンパスがあり、農学部の1番出入口の直ぐ傍に位置しています。赤門は近くの本郷キャンパスにあり、丸ノ内線・大江戸線の本郷三丁目駅がより近いです。その他にも、文京学院大学、日本医科大学、郁文館夢学園、文京区立第六中学校など、多くの学び舎が存在し、教育の中心地とも言えます。

また、根津神社や弥生美術館、竹久夢二美術館といった文化施設も豊富に揃っており、地域の魅力を高めています。

環境と交通

駅周辺にはバス路線も多く、都営バスが通じており、移動手段として非常に便利です。これにより、利用者はさまざまな場所へ容易にアクセスすることができます。生活や通学の拠点として重要な存在となっている東大前駅は、今後も成長を続けていくことでしょう。

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