東急シアターオーブ
東急シアターオーブ(とうきゅうシアターオーブ)は、
東京都渋谷区に位置し、
渋谷ヒカリエ内に設けられた大規模な
ミュージカル専用劇場です。この劇場は、
2012年7月18日に開場し、以降多くの著名な
ミュージカルが上演されています。特に、ブロードウェイからの招待公演に特化した設計がなされており、国内外の観客に素晴らしい舞台体験を提供しています。
劇場の概要
東急シアターオーブは、
渋谷ヒカリエの11階から16階にかけて広がっており、全体で1,972席の座席を有します。座席の内訳は、1階席1,186席、2階席521席、3階席265席となっています。この劇場は、
ミュージカルに必要な様々な設備が充実しており、オーケストラピット、大きな迫り、組み床などを完備しています。また、照明バトンが60本あり、照明ブリッチも移動式のため、出演者の演出に応じた柔軟な対応が可能となっているのも特徴です。
公演内容
記念すべき初公演は、
2012年7月18日から上演された『ウエスト・サイド・ストーリー』でした。この公演はブロードウェイから48年ぶりの招聘でした。続いて、
トニー賞を受賞した『ミリオン・ダラー・カルテット』の初来日公演や、
フランスからの『
ミュージカル ロミオ&ジュリエット』が上演され、多彩なプログラムが展開されました。これまでには、
劇団☆新感線の作品や
ウィーン版
ミュージカル『エリザベート』の20周年記念コンサート、さらには
宝塚歌劇団の卒業生による特別ガラコンサートも行われ、さまざまなジャンルの作品が観客を魅了しています。
主な公演歴
これまでの主な来日公演には、次のようなものがあります:
- - 『ウエスト・サイド・ストーリー』(2012/7/18~8/5、2017/7/12~7/30)
- - 『ミリオンダラー・カルテット』(2012/9/5~9/17)
- - 『ロミオ&ジュリエット』(2012/10/6~10/21)
- - ホセ・カレーラスのミュージカルナンバーコンサート(2012/12/1)
- - 『ノートルダム・ド・パリ』(2013/2/27~3/17)
- - 『ドリームガールズ』(2013/7/31~8/25、2016/6/8~6/26)
他にも多くの話題作が上演されており、観客から高評価を得ています。
また、東急シアターオーブでは、若者向けに
ミュージカルの魅力を伝える「東急
ミュージカルプログラム」を毎年開催しており、特に10代の学生を対象に無料招待を行っています。新たな才能の発掘や若者への文化体験を促進するこの取り組みは、
ミュージカルの楽しさを広げる重要な試みとされています。
終わりに
東急シアターオーブは、
ミュージカルだけでなく、様々な文化の発信地としても注目されており、今後の公演も楽しみです。
渋谷という駅近の立地もあり、より多くの観客がこの劇場を訪れることでしょう。