東武練馬駅

東武練馬駅の概要

東武練馬駅（とうぶねりまえき）は、東京都板橋区徳丸二丁目に位置する東武鉄道東上本線の駅です。駅番号はTJ 08であり、付近には大東文化大学もあるため、副駅名として「大東文化大学前」が名付けられています。

駅の歴史

東武練馬駅は1931年12月29日に開業し、積極的な改修が進められています。特に、2005年には下りホーム側のトイレがユニバーサルデザインに基づいて改修され、多機能トイレも新設されました。2007年には南口改札付近の大規模な改修工事が完了し、駅の利便性が向上しました。これに伴い、駅舎に近い位置にあったケンタッキーフライドチキンの店舗も撤退し、駅事務所や自動券売機が新設されました。

此外、2009年には発車メロディが導入され、2016年には副駅名が正式に「大東文化大学前」となりました。2023年には、大学の創立100周年を記念して発車メロディが『大東文化大学校歌』に変更されました。

駅名の由来

駅名の由来は、開業当時の地理的背景にあります。1931年の開業当初、駅は北豊島郡赤塚村の「徳丸」地区に位置していましたが、名称の知名度の低さから「練馬」という名称を採用することになりました。しかし、すでに武蔵野鉄道の練馬駅が存在したため、「東武練馬」と命名されました。その後、1932年に東京市の市域が拡張され、以降も地域の境界が変化していきました。

駅ビル「EQUiA東武練馬」

2017年から2018年にかけて、駅ビル部分が改装され、東武鉄道の駅ビルブランド「EQUiA」に冠された「EQUiA東武練馬」として生まれ変わりました。この新しいビルには、「磯のがってん寿司」や「コメダ珈琲店」などが入店しており、利用者にとって非常に便利な施設となっています。

駅構造

東武練馬駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。北口、南口、東口の3か所に出入り口があります。上りホーム中央部にある東口は、以前は入場専用の臨時改札口でしたが、過去の改良により常時利用可能となり、利用者の利便性が向上しました。また、ホーム間は地下通路によりつながっています。

利用状況

2024年度の1日平均乗降人員は56,181人で、急行通過駅の中では最も多い数を誇ります。利用者数は年々増加傾向にあり、特に2013年度以降は乗降人数が6万人を超える日もあります。

駅周辺

駅の周辺には、イオン板橋ショッピングセンターや多くの商店街があります。北口からは太古における荒川の支流跡であるV字谷が見られますし、交通機関や公共機関も充実しています。例えば、北口には様々な商業施設が並び、南口ではコミュニティバスが運行され、地域の交通に役立っています。

これらの要素から、東武練馬駅は単なる交通の要所以上の存在として、地元住民や訪れる人々に愛されています。

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