東水巻駅

東水巻駅について

東水巻駅（ひがしみずまきえき）は、福岡県遠賀郡水巻町吉田南一丁目に位置する、九州旅客鉄道（JR九州）筑豊本線（福北ゆたか線）の駅です。駅番号はJC25です。

歴史

この駅は、筑豊本線の折尾駅と中間駅の区間で、複々線として運用されていた時代に設置された駅です。かつては鹿児島本線直通の短絡線と筑豊本線の上りおよび下り線が入れ替わる立体交差が存在しました。具体的には、折尾側から筑豊本線の上り、下りと短絡線の上り、下りの順に線路が配置されていました。複々線は輸送量の減少に伴い廃止され、内部の二つの線路も使われなくなり、長い間荒地として放置されていました。

1988年に駅が開設され、現在に至ります。駅の周辺には、かつての日本炭鉱第一高松坑（1966年閉山）や、日本炭鉱専用鉄道の石炭積込み施設があった場所があり、その名残を見ることができます。

年表

• - 1988年（昭和63年）3月13日: 駅が開設される。
• - 2000年（平成12年）11月30日: 自動改札機が設置され、使用開始。
• - 2009年（平成21年）3月1日: ICカード「SUGOCA」が利用可能になる。
• - 2015年（平成27年）3月14日: 無人駅化。
• - 2017年（平成29年）3月4日: 駅遠隔案内システム「ANSWER」を導入。

駅の構造

東水巻駅は、島式ホーム1面2線を備えた地上駅で、複々線から現在の複線に変更された跡地に設置されています。ホームは三角形の形状をしており、駅本屋はこのホームの端に位置しています。トイレ棟も含め、日田杉を用いたログハウスのようなデザインとなっています。SUGOCAの利用が可能ですが、駅でのカード販売は行われておらず、チャージのみが可能です。

利用状況

2020年度のデータによると、1日の平均乗車人員は324人でした。この数値は、ますます地域住民の生活に密接に関連する駅としての地位を確立していることを示しています。

駅周辺

東水巻駅の周辺には、地域住民のためのさまざまな施設があります。福岡県道203号中間水巻線が通り、周囲には薬局「コスモス」とスーパービバホーム、トライアルなどの商業施設が立ち並んでいます。また、水巻共立病院や水北第一病院といった医療機関、さらには水巻町立南中学校などの教育施設も近くに位置しています。これらの施設は、通勤・通学の便を提供し、地域の利便性を高めています。

隣接する駅

東水巻駅からは、九州旅客鉄道の福北ゆたか線（筑豊本線）が運行されています。隣の駅は折尾駅（JC26）と中間駅（JC24）で、快速と普通の運行があります。

このように、東水巻駅は歴史と地域密着型のサービスを兼ね備えた駅として、訪れる人々にとって大切な交通の拠点となっています。

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