東部市場前駅

東部市場前駅

概要

東部市場前駅は、大阪府大阪市東住吉区杭全にある、JR西日本関西本線（大和路線）の駅です。駅番号はJR-Q21。今川右岸に位置し、東側には今里筋が南北に走っています。

この駅の歴史は、1909年に開業した初代百済駅に遡ります。初代駅は今川の左岸にありましたが、戦後休止を経て廃止されました。その後、貨物駅として2代目百済駅（現在の百済貨物ターミナル駅）が今里筋東側に開業します。周辺住民からの旅客駅設置の要望を受け、1989年11月11日、現在の場所に東部市場前駅が開業しました。駅名の由来は、1964年に開業した大阪市中央卸売市場東部市場（東部市場）の近接性によるものです。開業日の営業列車の始発時刻は11時11分と、1が並ぶ記念すべき時刻でした。

歴史

1989年11月11日：関西本線（大和路線）平野駅～天[[王寺駅]]間に開業。
1998年7月11日：自動改札機導入。
2003年11月1日：ICOCA利用開始。
2009年10月4日：大阪環状・大和路線運行管理システム導入。
2015年3月8日：みどりの窓口営業終了。同年3月9日：みどりの券売機プラス稼働開始。
2018年3月17日：駅ナンバリング導入（JR-Q21）。
2019年3月9日：エレベーターと東口供用開始、西口改称（従来の改札口）。
2021年9月1日：JR西日本交通サービスによる業務委託化。

駅構造

東部市場前駅は、相対式ホーム2面2線を有する高架駅です。停留所に分類され、分岐器や絶対信号機はありません。ホーム有効長は6両分、ホーム屋根も6両分設置されています。

開業当初は、高架線が住宅密集地を通る制約から、バリアフリー設備がありませんでした。しかし、2019年の改修で、今里筋側のホーム東端にエレベーターが設置され、エレベーター専用の東口が開設されました。西口は階段のみの利用となります。

業務委託駅であり、「大阪市内」の特定都区市内制度にも属しています。ICOCAなどのICカード乗車券が利用可能です。

のりば


※ 路線名は旅客案内上の名称です。

利用状況

2022年度の一日平均乗車人員は約7,300人です。開業以降、利用者数は増加傾向にあります。（詳細は大阪府統計年鑑を参照）

駅周辺

駅周辺は住宅地が広がり、生活に密着した商店が点在しています。また、駅名にもなっている東部市場も徒歩圏内にあります。

バス路線

「杭全」停留所では、大阪シティバスの路線が利用可能です。

隣の駅


大和路快速、快速、区間快速は通過します。

もう一度検索