東鉄工業

東鉄工業株式会社について

東鉄工業株式会社（とうてつこうぎょう）は、東京都新宿区に本社を持つ建設会社であり、特に鉄道工事を得意としています。1943年に設立され、当初は鉄道省からの要請に基づき国策会社としてスタートしました。以来、JR東日本との密接な関係を築き、その信頼を得ることで成長を続けてきました。近年では中堅ゼネコンとしての地位を確立し、JPX日経中小型株指数にも名を連ねています。

会社概要

設立当初から鉄道工事に特化してきた東鉄工業は、その後の戦後復興を経て、鉄道以外の分野へも事業を拡大しました。特に、線路事業ではJR東日本管内のメンテナンスを約3割担当し、国内で最大規模の実績を誇ります。また、新幹線や高速道路、さらにはマンションなどの建設においても多くの施工実績を残しています。

財務の健全性

東鉄工業は、バブル崩壊後の厳しい建設業界の中でも独自の経営改革を進め、財務体質の強化を図りました。具体的には、不採算工事の見直しや経費の削減を進め、これにより2009年から4期連続で有利子負債ゼロを達成しました。最新の経営指標においても、自己資本比率は58.1%と非常に健全な数字を示しており、安心して取引できるパートナーとして評価されています。

沿革

東鉄工業の沿革は、戦後体制の中での成長を示しています。1943年に設立されてから、1952年に商号変更を経て、その後1962年に東京証券取引所に上場しました。1972年には市場第一部へ昇格し、以降も数々の事業展開や組織改革を行いました。特に2004年からは環境関連事業にも注力し、現在の事業目標に沿った成長を続けています。

事業所と支店

本社は東京都新宿区信濃町に位置し、そのほか豊島区や八王子、横浜、千葉などに支店を持っています。各支店は地域に密着したサービスを提供し、ニーズに応じた施工を行っています。わずかに広がる事業領域は、東鉄工業の柔軟性と地元貢献の姿勢を示しています。

主要な関係会社

東鉄工業は、連結子会社として東鉄機工、東鉄メンテナンス工事、東鉄創建の3社を擁しており、これらはそれぞれ専門分野での技術を強化しています。また、持分法適用関連会社として、複数の企業とも関係を持ち、業務の幅を広げています。

まとめ

東鉄工業株式会社は、建設業界においてしっかりとした地盤を持ち、特に鉄道工事分野での信頼性が高い企業です。今後も堅実な経営を続けることで、さらに成長を目指しています。

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