松島二丁目駅

松島二丁目駅：高松の地に根付く歴史と生活の交差する場所

香川県高松市松福町二丁目に位置する松島二丁目駅は、高松琴平電気鉄道志度線に属する駅です。駅番号はS02。路面電車や地下鉄を除けば、駅名に「丁目」が付く全国でも珍しい駅として知られています。

歴史の軌跡：1911年から現在まで

松島二丁目駅の歴史は古く、1911年11月18日、東讃電気軌道松嶋四丁目駅として開業しました。その後、幾度かの会社合併を経て、1943年11月1日には高松琴平電気鉄道志度線の駅となります。1971年8月20日には、瓦町方向へ100m移転し、現在の駅名「松島二丁目駅」に改称されました。さらに、1996年8月20日には交換設備が新設され、利便性が向上しました。長い歴史の中で、地域社会の変化を映し出しながら、人々の暮らしを支え続けていると言えるでしょう。

駅構造：シンプルながらも機能的な無人駅

松島二丁目駅は、相対式2面2線のホームを持つ地上駅です。駅舎はなく、無人駅として運営されています。シンプルな構造ながら、乗降客の安全を確保し、スムーズな乗降を可能にする設計となっています。交換設備は1996年の設置により、列車の行き違いが可能になり、運行の柔軟性が向上しました。

駅周辺：刑務所から学校、商業施設まで多様な環境

松島二丁目駅の周辺は、多様な施設が混在するエリアです。高松刑務所が近く、駅の瓦町方の踏切は刑務所正門へと繋がっています。また、高松市立高松第一小学校・中学校、高松中央高等学校といった教育機関も近隣に位置し、学生たちの通学にも利用されています。

商業施設も充実しており、2007年開業のラウンドワンや、百十四銀行松福クイックスクエア（旧松福支店）などが駅周辺に立地しています。百十四銀行松福クイックスクエアは、2004年の台風による高潮被害からの再建を経て、2006年に建て替えられました。また、香川県農業協同組合塩上支店も2024年5月27日に新築移転しており、地域経済を支える拠点となっています。国道11号や香川県道157号高松東港線といった主要道路も近くを通っており、交通アクセスも良好です。

そして未来へ：地域と共に発展を続ける駅

松島二丁目駅は、長い歴史の中で、地域社会と共に発展を遂げてきました。これからも、地域住民の生活を支え、高松市の発展に貢献していくことが期待されます。高松刑務所や学校、商業施設といった周辺環境と調和を保ちながら、利用者の利便性向上を目指し、進化を続けていくことでしょう。

隣の駅

今橋駅
沖松島駅

松島二丁目駅は、高松琴平電気鉄道志度線において、今橋駅と沖松島駅の間に位置し、地域住民の生活に密着した重要な役割を担っています。

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