今橋駅

今橋駅：高松の中枢を繋ぐ歴史と未来が交差する駅

香川県高松市に位置する今橋駅は、高松琴平電気鉄道志度線沿線にある駅です。駅番号はS01。松島町と松福町にまたがる立地で、高松市中心部へのアクセス拠点として、地域住民や観光客に広く利用されています。

駅舎と構造

地上駅で、相対式2面2線のホームを有しています。右側通行を採用。シンプルながらも機能的なデザインの駅舎は、歴史を感じさせつつ、現代的な要素も取り入れています。IruCaの取り扱い窓口も設置されており、利便性の向上に配慮されています。また、途中下車指定駅でもあります。

情報表示システム

利用客への情報提供にも力を入れています。志度方面からの電車が松島二丁目駅を発車すると、1番乗り場に「次の電車は松島二丁目を発車しました」と表示され、瓦町方面からの電車が瓦町駅を発車すると、2番乗り場に同様の表示が点灯します。駅名部分のみが光る、シンプルな構造です。

駅周辺の環境

今橋駅周辺は、生活利便施設が充実しています。教育機関では香川県立高松商業高等学校、高松中央高等学校があり、医療機関は香川県立中央病院が近接。公共施設も充実しており、高野山讃岐別院、たかまつミライエ、高松市こども未来館、高松市夢みらい図書館、高松市平和記念館、高松市男女共同参画センター、築地コミュニティセンターなどが徒歩圏内にあります。商業施設ではマルナカ松福店、その他にも、バーミヤン高松松島店、高知銀行高松支店、朝銀西信用組合香川支店などが所在。国道11号も近く、車でのアクセスも良好です。香川県高松合同庁舎、香川県県税事務所といった官公庁も近隣に位置しています。

さらに、近隣には杣場川緑道があり、自然に触れ合うことも可能です。2024年5月27日には、香川県農業協同組合塩上支店が移転オープンしました。南海プライウッド本社も近くにあります。

今橋検車区と今橋工場

今橋駅には、志度線の車両基地である今橋検車区と今橋工場が併設されています。これらの施設では、志度線の車両の保守・点検作業が行われています。

駅の歴史

今橋駅は、1911年11月18日に東讃電気軌道の駅として開業しました。同時に今橋工場も開設されました。その後、会社合併などを経て、高松琴平電鉄志度線の駅となりました。1969年には一度今橋工場が閉鎖されましたが、1978年には瓦町検車区が今橋工場跡地に移転し、今橋検車区となりました。駅の歴史は、高松琴平電気鉄道の歴史と深く関わっています。1976年には当駅付近で正面衝突事故が発生しました。2020年4月1日からは終日無人化されましたが、同年7月1日より平日の7時15分から10時30分の間は駅員が配置されるようになりました。

今橋駅の将来

今橋駅は、高松市の発展とともに歩んできました。今後も、地域住民や観光客にとって、安全で便利な駅として、その役割を果たしていくことでしょう。高松市の中心地へのアクセス拠点として、その重要性は今後も増していくと考えられます。

隣の駅

高松琴平電気鉄道 志度線
瓦町駅 - 今橋駅 - 松島二丁目駅

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