柴崎町

柴崎町（しばさきちょう）

東京都立川市に属する町。郵便番号は190-0023で、行政地名としては一丁目から六丁目までが存在します。

地理

立川市の市域において、南部方面に位置しています。周辺地域との境界線は、北側で曙町、東側で錦町と接しています。さらに南側では、日野市の日野および日野本町に隣接し、南西方向には同じく日野市の栄町が広がります。西側は富士見町と接する形です。町内全体としては、居住空間としての住宅地と商業活動の拠点となる商業地が混在する多様な土地利用が見られます。

特徴

地価

柴崎町は、その地価の高さにおいて特筆されます。例えば、2017年（平成29年）に公表された公示地価では、柴崎町2丁目22-4の地点で1平方メートルあたり37万6000円を記録しており、これは立川市内における住宅地の最高価格を示しています。

治安・風紀

地域の安全確保と風紀維持のため、特に柴崎町二丁目および三丁目においては、以下のような対策が講じられています。

迷惑行為防止に関する規制: 2012年には、東京都の条例に基づき、これらの地域で客引きやスカウト行為に加え、そうした行為を行う目的での待機行為なども規制対象区域に指定されました。
暴力団排除に関する規制: 2019年には、同様に二丁目および三丁目が暴力団排除特別強化地域に指定されました。この指定により、地域内の飲食店などが暴力団に対して「みかじめ料」を支払ったり、便宜を図ったりすることが禁止されています。違反者に対しては、支払いを行った側であっても罰則（懲役1年以下または罰金50万円以下）が科される厳しい措置が取られています。

人口・世帯

町内の人口および世帯数については、定期的に調査が行われています。例えば、2018年（平成30年）1月1日時点での具体的な数値は、立川市が公表する統計データによって把握されています。

学区

立川市立の小・中学校へ通学する場合、柴崎町に居住する児童・生徒の学区は、立川市教育委員会が定めた区分に基づいています。

交通

柴崎町は、鉄道および道路網により高い交通利便性を有しています。

鉄道

最寄りの主要駅である東日本旅客鉄道（JR東日本）の立川駅は、中央本線、青梅線、南武線が集まるターミナル駅であり、都心や多摩地域各地へのアクセス拠点となっています。また、多摩地域を南北に結ぶ多摩都市モノレール線の駅も利用可能です。町内には柴崎体育館駅があり、さらに南方面へは立川南駅も比較的近くに位置しています。

道路

地域内には主要な都道が通っています。奥多摩方面へ延びる東京都道29号立川青梅線（通称：奥多摩街道）や、東京都道149号立川日野線などが、地域内外の交通を支えています。

主な施設

柴崎町には、住民の生活を支える様々な公共施設や教育機関、医療機関、商業施設などが点在しています。

教育施設：立川市立立川第一中学校、立川市立第一小学校、立川市立柴崎保育園、学校法人大原学園 東京立川情報ITクリエイター専門学校などがあります。
文化・学習施設：立川市柴崎学習館、立川市柴崎図書館、立川市シルバー大学などが利用できます。
スポーツ・福祉施設：立川市柴崎市民体育館、立川市練成館、立川市柴崎福祉会館など、健康増進や交流のための施設があります。
医療機関：立川中央病院が地域の医療を担っています。東京都多摩立川保健所もかつて町内にありましたが、現在は仮庁舎に移転しています。
公園・神社：憩いの場として諏訪の森公園や立川公園があり、歴史ある諏訪神社も鎮座しています。
商業施設：立川駅南口の再開発ビルであるアレアレアなどが利用可能です。

これらの施設群は、柴崎町の居住環境と利便性を高めています。

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