栗林駅

栗林駅（りつりんえき）

栗林駅は香川県高松市の藤塚町三丁目に所在し、四国旅客鉄道（JR四国）の高徳線に属する駅です。駅番号はT25で、駅表示パネルには「栗林公園の駅」と記載されています。駅は高松市の中心部に近く、栗林公園へのアクセスにも便利です。

歴史

栗林駅は1925年12月21日に鉄道省高徳線の駅として開業しました。その後、1974年には貨物の取り扱いを終了し、高松駅への移管が行われました。同年の5月には高架駅舎の工事が始まり、1976年に高架化が完了し、同時に荷物扱いも廃止されました。1987年の国鉄分割民営化により、駅はJR四国の管轄となりました。2020年からはICカード「ICOCA」の利用が可能になり、2021年には「みどりの券売機プラス」も導入されました。

駅構造

栗林駅は島式ホーム1面2線を有する高架駅です。1番のりばは8両、2番のりばは7両編成に対応しており、特急「うずしお」を含む全列車が停車します。駅舎は高架下にあり、3階建ての構造となっています。駅員は午前7時から午後7時まで配置され、必要な場合は個別にバリアフリー対応が行われています。さらに、駅舎内には店舗スペースや水洗トイレが備わっています。

利用状況

栗林駅は高徳線の他の駅と比べて利用客が多く、特に市街地へのアクセスが良いため、多くの人々が利用しています。これは栗林駅の立地が市街地中心部への移動に適していることが一因です。

駅周辺

駅周辺にはマンションが急増し、地域の人口も増加しています。高架下には駐車場や駐輪場、レンタサイクルポートも併設されており、便利な交通手段が利用できます。また、駅の北側には過去に結婚式場があり、現在は葬祭場が営業しています。周辺には商業施設や公共機関も多く存在します。

バス路線

駅前にはことでんバスの「JR栗林駅」停留所があり、レインボー循環バスの発着点となっています。これにより高松駅や瓦町駅などへのアクセスも便利です。

その他

栗林駅はその歴史的背景からも興味深い地点です。国鉄時代に設置された看板は長らく残されていましたが、2006年に新しい看板に変更されました。また、毎年8月13日には「さぬき高松まつり」の主催花火大会が開催され、この時期には駅のホームから花火を鑑賞するために多くの人が訪れます。入場券が必要だった時期もありましたが、現在はそれが撤廃され、より多くの人々が訪れるようになっています。

駅の隣には栗林公園北口駅もあり、訪れる人々にとって便利な選択肢となっています。栗林駅は高徳線の中でも特に利用価値の高い駅であり、地域の交通インフラとしての役割を果たしています。

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