桜並木駅

桜並木駅

桜並木駅（さくらなみきえき）は、福岡県福岡市博多区竹丘町三丁目に位置する西日本鉄道の天神大牟田線に属する駅です。駅番号はT08で、地域の交通の要所として機能しています。桑の木が生い茂る環境の中、桜並木という駅名は、駅の南側に存在する桜並木によって名付けられました。

駅の歴史

桜並木駅は、雑餉隈駅から下大利駅間の高架化に伴い、新たに建設されることになりました。当初は雑餉隈駅を当地に移転する計画がありましたが、地元の銀天町商店街からの反対や、周辺住民の新駅設置を望む声があったため、計画が見直されました。新しい駅は2010年3月27日に開業した紫駅（筑紫野市）以来、天神大牟田線において最も新しい駅となります。

この駅は西日本鉄道の竹下自動車営業所桜並木車庫の跡地に建設され、地域住民の意見を反映した結果として生まれました。桜並木という駅名は、一般公募を通じて選ばれ、地域の象徴となっています。

年表

• - 2010年（平成22年）：西鉄天神大牟田線の連続立体交差事業が事業化。
• - 2021年（令和3年）11月19日：駅のデザインイメージが決定。
• - 2022年（令和4年）7月27日：駅名が正式に決定。
• - 2024年（令和6年）3月16日：開業され、この日をもって、バス停名が「雑餉隈車庫」から「桜並木駅」へ変更されます。

駅の構造

桜並木駅は、相対式のホームを有する高架駅で、2面2線の構造を持ちます。駅は3階建てになっており、改札口は2階に2か所設置されています。3階部分がホームとして利用されており、快適な乗降環境が整えられています。

商業施設

駅周辺にはいくつかの商業施設が存在します。

• - 1階：ココカラファインやローソンがあり、日常の買い物にも便利です。

利用状況

桜並木駅は、高い利用頻度を誇ります。2023年度の1日平均乗降人員は3,479人に達しています。これは周辺地域の交通の便を示しており、多くの方がこの駅を利用しています。

駅周辺の情報

桜並木駅の近隣には、さまざまな施設があります。南には南福岡駅があり、JR九州の鹿児島本線が通っています。また福岡県道49号や56号が周辺を走り、交通の便利さを支えています。

さらに、元町交差点から春町東交差点の区間には、いっぱいに桜が植えられ、春になると美しい桜並木が地域の人々を楽しませます。その他の施設としては、マックスバリュ雑餉隈店、陸上自衛隊福岡駐屯地、福岡市立那珂南小学校などがあり、活気ある地域環境が形成されています。

桜並木駅は、多くの人々に愛される駅であり、地域の象徴としてこれからも親しまれていくことでしょう。

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