桜井浩子

桜井 浩子 (さくらい ひろこ)

桜井浩子は、日本の女優であり、コーディネーター、プロデューサーとしても知られています。1946年3月4日生まれの彼女は、東京都に生まれ、本名は古矢浩子、愛称は「ロコ」です。彼女は特に、1960年代に放送された特撮番組『ウルトラQ』や『ウルトラマン』での役柄で有名です。

来歴

桜井は、1956年に少女雑誌『なかよし』で掲載された小説「ひとみちゃん」のモデルオーディションに応募し、初めてメディアに登場します。14歳の時、ジャクリーヌ・ササールに似た容姿から注目を集めましたが、年齢制限で失格となります。しかし、この時に東宝のプロデューサーから目をかけられ、1961年に東宝に入社します。

彼女の映画デビュー作は『紅の海』(1961年)で、その後も数々の作品に出演し、特に『青べか物語』では初恋の少女役が高く評価され、後に『スリー・チャッピーズ』として売り出されることになります。1966年に『ウルトラQ』に出演し、カメラマン・江戸川由利子役でデビュー。その後の『ウルトラマン』ではフジ・アキコ隊員として活躍し、特撮番組のヒロインの先駆者となりました。

桜井は1967年に東宝を退社した後、テレビドラマに中心を移します。彼女は時代劇や刑事ドラマなどで悪女役を多く演じる一方、1971年にはATG映画『曼陀羅』でヌードを披露しました。この頃には、特にウルトラシリーズに幾度も登場し、その人気を不動のものとしました。

1980年代後半から女優業が減少しますが、1990年代半ばにウルトラブームが再燃し、活動を再開。1994年には自伝的著作『ウルトラマン青春記―フジ隊員の929日』を出版し、特撮に出演する俳優やスタッフによる先駆的な作品となります。

2005年からは『ウルトラマンマックス』にレギュラー出演し、古くからのファンを魅了しました。また、2008年の『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では41年ぶりにフジ・アキコ役を演じ、その姿は多くのファンに感銘を与えました。

桜井さんはあらゆるメディアに登場しながら、コーディネーターやプロデューサーとしても活動しています。彼女の多才な側面は特撮のジャンルにおいて重要であり、2021年にはYouTubeチャンネル`ROCO TALK`を立ち上げ、幅広いトーク内容で新しい形の表現を追求しています。

人物

桜井浩子は、少女時代からフランソワーズ・サガンの作品を愛読し、その影響を受けたことを公にしています。彼女の公私にわたる多様な活動や影響を与える存在として、特撮界における重要な役割を果たしたことが広く認識されています。

主な出演作品

映画

• - 船頭姉妹(1957年)
• - 青べか物語(1962年)
• - 曼陀羅(1971年)

テレビドラマ

• - 1966年'>[ウルトラQ] - 江戸川由利子
• - 1966年-1967年'>[ウルトラマン] - フジ・アキコ

桜井浩子のキャリアは特撮作品だけでなく、多様な映画やドラマにおいても様々な役を通じて進化し続けています。彼女の存在は日本のエンターテインメント界において、非常に価値のあるものと言えるでしょう。

もう一度検索