梶原しげる

梶原しげるについて

梶原しげる（かじわら しげる、1950年7月26日生まれ）は、神奈川県茅ヶ崎市出身の日本のフリーアナウンサーであり、元文化放送アナウンサーです。本名は梶原茂です。アナウンサー業だけでなく、タレントや客員教授としても知られる彼のプロフェッショナルなキャリアは、多岐にわたります。

来歴・教育

彼は神奈川県立外語短期大学付属高等学校を卒業し、早稲田大学法学部に進学しました。在学中、ハワイアンバンド「ナレオ・ハワイアンズ」に参加しボーカルを担当するなど、音楽に親しむ生活を送っていました。文化放送に入社したのは1973年で、当初の新人教育を受けたのは、当時人気のパーソナリティであるみのもんたです。このとき、梶原はラジオをあまり聴いたことがなかったため、みののことは知らなかったとのことです。

アナウンサーとしての活動

若い頃、彼はプロ野球中継の実況アナウンサーとして活躍しましたが、野球の知識不足から一度失敗を経験。その後、スポーツ実況は避けました。2006年には日韓合作映画「力道山」でプロレス実況アナウンサーの役に出演し、幅広いジャンルでの活躍を見せました。

彼は1982年から洋楽チャート番組「オールジャパン ポップ20」のパーソナリティとしても知られています。この番組に関連して、ビリー・ジョエルの「アレンタウン」の日本盤シングルライナーノーツも手掛けました。また、日本テレビの「全国高等学校クイズ選手権」やテレビ朝日の「こだわりTV PRE★STAGE」など、多くのテレビ番組に出演した経験があります。

趣味と特技

梶原は、演歌を英訳して歌うことを趣味としており、「イングリッシュ演歌家元 シーゲル・カジワラ」と名乗っています。1979年、テレビ朝日の「題名のない音楽会」に出演し、1987年には八代亜紀の「舟唄」を英訳した「A boatman's song」がCMに使用されました。これにより、アルバム「梶原茂のイングリッシュ演歌」が再発売され話題にもなりました。

教育者としての顔

1991年に文化放送を退社し、1992年には「梶原放送局」を設立。フリーアナウンサーに転身した後、2000年には臨床心理学を専攻し修士課程を修了。その経験を活かし、東京成徳大学の客員教授として「対人コミュニケーション論」を教えています。

さらに、著書も多く、コミュニケーション技術や敬語に関する書籍が人気を集めています。特に『口のきき方』や『すべらない敬語』は多くの読者に影響を与えています。

現在の状況

2023年にはテレビ番組『徹子の部屋』に出演し、アルツハイマー病を公表しました。今までの経験と知識をもとに、後進に向けた講義を続ける彼の姿勢は、多くの人に励ましを与えているでしょう。彼の活動は、メディアの枠を超えて、多くの人々に影響を与え続けています。

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