楽々園駅

楽々園駅について

楽々園駅（らくらくえんえき）は、広島県広島市佐伯区楽々園二丁目に位置する広島電鉄の宮島線に所属する駅です。この駅は1936年に広島瓦斯電軌によって設置されました。駅番号はM30で、利用者にとって便利な交通の要所となっています。

駅名の由来

駅名の由来は、1936年に開業した楽々園遊園地に基づいています。当時、広島瓦斯電軌が「電車で簡単に行ける遊園地」として楽々園遊園地を開設し、その玄関口としたことがきっかけです。遊園地は1971年に閉鎖されましたが、その名は今なお地域に残されています。

歴史

楽々園駅が位置する宮島線の区間は、1924年4月6日に開通しましたが、この当時は楽々園駅は存在していませんでした。1935年8月に一時的な停車場が開設され、同年12月には塩浜駅として正式に開業しました。翌年、楽々園遊園地の開園と同時に駅名も楽々園に改称されました。これにより、駅の歴史は本格的に始まります。

昭和30年代まで楽々園遊園地は広島の人気スポットとして多くの人々に親しまれましたが、レジャーの多様化やさらなる競争に直面し、1971年に閉園となりました。駅名は長い間「楽々園遊園地駅」として呼ばれていましたが、遊園地の閉園翌日に元の「楽々園駅」に戻されました。

駅構造

楽々園駅は、2面2線の構造を持った地上駅です。ホームは斜めに配置されており、上りホームは広電西広島駅方面、下りホームは広電宮島口駅方面を向いています。現在下りホームには駅ビルがあり、定期券販売窓口が設けられています。

利用状況

利用状況に関しては、広島市統計書に基づくデータが利用されています。1日の平均乗車人数は、その年度の乗車総数を365日で割ることで算出されています。広島電鉄からは、1,000単位でのデータ提供が行われています。

駅周辺の環境

楽々園駅の周辺は、かつて遊園地が存在したとは思えないほどの変化を遂げています。遊園地が閉園された1971年には、その跡地に「ひろでん楽々園ショッピングタウン」が開業し、現在ではショッピングセンター「ファミリータウン広電楽々園」として賑わっています。マックスバリュやヤマダデンキなどが入居しており、地域住民や訪れる人々にとって便利な場所となっています。

まとめ

楽々園駅は、その歴史や遊園地の名残、地域の交通における重要性から多くの人々に利用されています。今後も地域の発展と共に、停車駅としての役割を果たしていくでしょう。

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