樋口隆則

樋口隆則：日本の俳優

樋口隆則（ひぐち たかのり）は、1958年11月10日生まれの日本の俳優で、豊中市（大阪府）出身です。彼は旧芸名の菊池隆則や菊池孝典でも知られています。彼の父親は、プロレスリング・ノアの監査役を務めていたジョー樋口です。本記事では、彼のキャリアや出演作品について詳しく紹介します。

略歴

樋口はハワイ大学で語学研修を行った後、ニューヨーク市立大学医学部の心理学科に入学しますが、中退しています。その後、ネイバーフッドプレイハウスで演技を学び、帰国して演劇集団 円に参加しました。1989年には『欲望という名の電車』に出演し、岸田今日子の相手役として堂々と舞台デビューを果たします。

その後、演劇集団を退団し、テレビドラマに活動の場を移しました。特に、2001年に放送された『仮面ライダーアギト』でのアナザーアギト役が注目を浴びました。この作品での彼の演技は話題となり、当初は予定されていなかったこの役のグッズ化を強く望み、実際に実現されたことに喜びを感じたと語っています。さらに、共演の友井雄亮とのエピソードも話題になり、初めての登場時に緊張から演技を忘れたというエピソードが流布されました。

2002年には、「俳優に求められる基礎であり全てであるRepetition」をテーマにした「心日庵」を設立し、これを現在のActor's Training Center（A・T・C）に発展させました。この学校では舞台の監修や短編映画の制作を行い、彼自身も監督や脚本に携わることが増えていきました。

2016年には佐々木希主演、クリストファー・ドイル撮影監督による映画『縁〜The Bride of Izumo〜』の脚本に参加し、さらに『桜散れども』では脚本・監督も担当しました。自身が立ち上げたActor's Training Centerからも多くの短編映画が制作されています。

出演作品

樋口は数多くのテレビドラマに出演しており、代表作には以下のような作品があります：

• - 1985年『必殺仕事人意外伝』
• - 1992年『大河ドラマ 信長 KING OF ZIPANGU』
• - 1998年『ウルトラマンダイナ』
• - 2001年『仮面ライダーアギト』
• - 2014年『相棒シリーズ』

これらの作品において、彼は多彩な役柄を演じ分け、存在感を示しています。

映画の方でも彼の演技は目を引くものがあり、彼のキャリアには『高校教師』（1993年）、『WINDS OF GOD』（1995年）、『極道の妻たち 情炎』（2005年）などが含まれます。また、Vシネマ作品や舞台にも積極的に参加し、演技活動を続けています。

音声・ゲーム作品

声優としても活動しており、例えば『サウスパーク』や『名探偵モンク』などの作品に声を提供しています。また、ゲームにも進出し、仮面ライダー関連の作品にアナザーアギト役で出演しています。

まとめ

樋口隆則は、舞台、テレビ、映画など多岐にわたる演技を通じて日本のエンターテインメント界に名を残す俳優です。彼の情熱は今も続いており、今後の活動にも期待が寄せられています。公式の外部リンクを通じて、彼の最新の活動を追いかけることができるので、是非アクセスしてみてください。

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