横山幸雄

横山幸雄

横山幸雄（よこやま ゆきお、1971年2月19日 - ）は、日本を代表するピアニストの一人です。その卓越した演奏技術と、楽曲に対する深い解釈は、国内外の多くの聴衆を魅了し続けています。現在は、エリザベト音楽大学客員教授、名古屋芸術大学特別客員教授、広島大学客員教授、日本パデレフスキ協会会長を務め、後進の育成にも力を注いでいます。かつては上野学園大学教授も務めていました。

略歴

横山幸雄は、幼少の頃より音楽の才能を開花させ、ピアノを伊達純、アンリエット・ピュイグ＝ロジェに師事。作曲とソルフェージュを永冨正之から学びました。その才能は早くから認められ、数々のコンクールで優秀な成績を収めています。

1984年 - 全日本学生音楽コンクール・ピアノ部門中学校の部で第1位を受賞。
1987年 - 東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校在学中に、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院へ留学。ジャック・ルヴィエ、ヴラド・ペルルミュテール、パスカル・ドヴァイヨンといった名だたる教授陣に師事し、研鑽を積みました。
1989年 - 第41回ブゾーニ国際ピアノコンクールで第5位入賞。
1989年 - ロン＝ティボー国際コンクールピアノ部門で第3位入賞。
1990年 - パリ国立高等音楽院を卒業。
1990年 - 第12回ショパン国際ピアノコンクールにおいて第3位入賞を果たし、ソナタ賞も同時受賞。このコンクールでの入賞を機に、国際的なピアニストとしての地位を確立しました。
1993年 - 横浜文化賞奨励賞を受賞。
1999年 - 文化庁芸術選奨新人賞（音楽部門）を受賞。
2000年 - ライブCD「ベートーヴェン12会/1998～1999」が第55回文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞。モービル音楽賞（奨励賞）も受賞。
2003年 - 上野学園大学教授に就任（～2017年3月13日）。エリザベト音楽大学客員教授にも就任。
2010年 - ショパンの全166曲を16時間弱で演奏し切り、ギネス世界記録に認定。
2011年 - 未発表曲を含むショパンの独奏曲212曲を約18時間かけて暗譜で演奏し、自身のギネス記録を更新。
2017年 - 上野学園大学教授を解雇。
2019年 - 名古屋芸術大学特別客員教授に就任。

人物

横山幸雄は、音楽に対する情熱はもちろんのこと、ワインへの深い造詣でも知られています。日本ソムリエ協会認定の「ワインエキスパート」の資格を持ち、その知識と愛情は専門家も認めるほどです。過去には、イタリアレストランの経営にも携わっていました。

ディスコグラフィー

横山幸雄は、これまでに数多くのCDをリリースしています。ショパン、ベートーヴェン、リストなど、幅広い作曲家の作品を演奏しており、その演奏は高い評価を得ています。

ショパン:ノクターン第1集
横山幸雄 プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲全曲集1－12
横山幸雄（ピアノ）:「別れの曲」〜練習曲（全27曲）
ベートーヴェン12会～ベートーヴェン:ピアノ作品全集～
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番
グリーグ:ピアノ協奏曲&抒情小曲集(日本独自企画盤)
ショパン:ピアノ協奏曲第1番
プレイズ・シューマン2014
リスト:超絶技巧練習曲(全曲)
シェール・ショパン
横山幸雄/アンプロンプチュ
横山幸雄／プレイズ・モーツァルト2015
プレイエルで弾くショパン・ベスト
イマージュ Images
バッハ:ゴールドベルク変奏曲
Yukio plays Yokoyama
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ
横山幸雄／ドビュッシー：前奏曲集（全曲）
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
ラ・カンパネラ~ヴィルトゥオーゾ名曲集
ショパン:ノクターン第2集
プレイズ・リスト2013
ショパン:幻想即興曲
チャイコフスキー：ピアノ協奏曲第1番
横山幸雄/雨だれのプレリュード〜ショパン名曲集
横山幸雄/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 他

関連項目

ショパン国際ピアノコンクール - 1990年、3位入賞。
辻井伸行 - 上野学園在籍時、担当教官として指導。

外部リンク

横山幸雄アーティストページ - JAPAN ARTS
公式ウェブサイト
Yukio Yokoyama 横山幸雄&staff (@yokoyama_staff) - X（旧Twitter）
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Yukio Yokoyama Official Channel - YouTubeチャンネル
* 横山幸雄後援会のホームページ

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