横江駅

横江駅（よこええき）

富山県中新川郡立山町横江に位置する、富山地方鉄道立山線が乗り入れる駅です。駅番号はT52が付与されています。

歴史

現在の横江駅は、その開業当初「尖山駅（とがりやまえき）」という名称でした。これとは別に、「横江駅」という名前の駅が、現在の駅から千垣駅方向へおよそ600メートル離れた場所に存在していました。

歴史が動いたのは1965年（昭和40年）4月15日です。この日、駅名が変更され、それまで「尖山駅」だった現在の駅が「横江駅」に改称されました。同時に、従来からあった「横江駅」は「上横江駅（かみよこええき）」へと名前を変えることになりました。

その後、社会のモータリゼーション（自動車社会化）が進展し、また上横江駅が横江の集落からやや離れた場所に位置していた影響もあり、その利用は減少の一途をたどります。その結果、上横江駅は1997年（平成9年）4月1日をもって廃止されることとなりました。なお、上横江駅が廃止される直前は、普通列車であっても多くがこの駅を通過していました。

年表

1921年（大正10年）10月11日：現在の上横江駅にあたる初代「横江駅」が開業しました。
1931年（昭和6年）5月15日：岩峅寺駅と初代横江駅の間に、現在の横江駅にあたる「尖山駅」が開業しました。
1965年（昭和40年）4月15日：駅名変更により、尖山駅が「横江駅」に、初代横江駅が「上横江駅」となりました。
1997年（平成9年）4月1日：上横江駅が廃止されました。

駅構造

横江駅は地上駅です。現在、ホームは単式が1面のみで、線路も1線となっています。かつては島式ホーム1面に対して線路が2線存在する構造でしたが、2005年（平成17年）に一方の線路が撤去され、現在の単線仕様となりました。また、駅には趣のある木造の駅舎が残っています。

利用状況

近年の利用状況を見ると、「統計たてやま」によれば、2019年度における1日平均の乗降人員は54人でした。

駅周辺

駅の周辺には、以下の様な施設や場所があります。

尖山登山口：近くには尖山への登山口があります。
横江頭首工
立山サンダーバード：個性的な品揃えで知られるコンビニエンスストアです。

隣の駅

富山地方鉄道立山線における、当駅の隣接駅は以下の通りです。

アルペン特急・特急：これらの優等列車は当駅を通過します。
* 普通：岩峅寺駅（T51） - 横江駅（T52） - 千垣駅（T53）

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