汐留駅

汐留駅の概要

汐留駅（しおどめえき）は、東京都港区の東新橋一丁目にある駅で、東京都交通局の都営地下鉄大江戸線と、ゆりかもめの東京臨海新交通臨海線が交差する地点にあります。駅の番号はそれぞれ、都営地下鉄がE 19、ゆりかもめがU 02で設定されています。

歴史

汐留駅は、1995年に東京臨海新交通株式会社によって東京臨海新交通臨海線の一部としてその基盤が完成しましたが、周囲がまだ再開発中だったことから直ちに開業されることはありませんでした。2000年には大江戸線の一部が開通しましたが、その際も駅としての開業は行われませんでした。そして、2002年に再開発が進む中で、ようやくゆりかもめ汐留駅が開業し、それに続いて大江戸線も汐留駅として正式に開設されました。その後、2007年にはICカード「PASMO」の利用が可能になり、利便性が向上しました。

駅の構造

汐留駅は地下駅と高架駅があり、両方の線にエスカレーターとエレベーターが設置されています。都営地下鉄のホームは島式で、1面2線を有し、汐留関連の地下通路に直結しているため、地上への出入口はその通路を介してアクセスされます。一方、ゆりかもめのホームも島式で、同じくアクセス性の高い構造です。

駅周辺の特徴として、当駅の情報が表示される駅名標は、開業当初は「電通 / 日本テレビ前」となっていましたが、その後様々な名称が使われており、現在は「日本テレビ前」に固定されています。さらに、保守や車両の留置のための線路もあります。

利用状況

汐留駅の乗降者数は年々増加しており、2022年度には、都営地下鉄での1日平均乗降人員が27,203人、ゆりかもめでは5,651人に達しています。この多くの人々が職場、商業施設、観光地など多様な目的で利用しています。

駅周辺の環境

汐留駅周辺には、高層ビルが数多く立ち並ぶ「汐留シオサイト」と呼ばれる再開発エリアが広がっており、現代的な都市景観を形成しています。近隣には新橋駅があり、地下通路で直結しています。銀座へも徒歩4分圏内に位置し、多くの観光スポットやビジネス施設が集中しています。

主要な周辺施設には、テレビ局や媒体関連の企業、電通本社ビル、パークホテル東京、汐留メディアタワーなどが含まれています。さらに、浜離宮恩賜庭園や日比谷神社といった文化的な場所も近く、訪問者にとって魅力的なエリアです。

交通アクセス

汐留駅は、空港連絡バスも利用でき、ホテルから成田空港へ向かう便利な交通手段があります。また、浜離宮周辺には水上バスも利用でき、都内の他の観光地とのアクセスも容易です。

汐留駅は、ビジネスと観光の両面で重要な役割を果たしており、ディスカバリーにも欠かせない地点となっています。

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