江崎駅

江崎駅について

江崎駅（えさきえき）は、山口県萩市下田万に位置する西日本旅客鉄道（JR西日本）の山陰本線上の駅です。この駅は山口県の最北端に位置し、かつては「さんべ」や「ながと」といった急行列車が停車していましたが、1997年3月22日以降は普通列車のみが利用できるようになりました。

歴史

江崎駅は1928年3月25日に開設されました。この当時は山陰本線の飯浦駅から須佐駅までの延伸に伴って、客貨取扱も開始されました。しかし、時間と共に需要が変化し、1978年には貨物取扱が廃止。さらに1985年になると、荷物扱いも廃止され、簡易委託駅としての運営に移行しました。1987年4月1日には国鉄分割民営化が実施され、西日本旅客鉄道の駅として新たなスタートを切りました。

2013年7月28日、地域を襲った豪雨災害により、江崎駅を含む益田駅から長門市駅間が一時運休となりました。この影響は大きく、特に益田駅から江崎駅、さらには須佐駅間も復旧まで時間がかかりましたが、同年11月9日には運行が再開されました。2017年5月13日からは、下り列車が旧上りホームに停車するように変更されました。

駅の構造

江崎駅の構造はシンプルで、単式ホーム1面1線を持つ地上駅です。以前は相対式ホームが2面2線あり、列車の待避が可能でしたが、老朽化した跨線橋が解体されたため、現在は駅舎側の旧上りホームのみが利用されています。下りホームへの跨線橋は長門市側に存在しましたが、現在は使用されていません。また、出発信号や場内信号も撤去され、現在では実質的に棒線駅として運営されています。駅には木造の駅舎があり、長門鉄道部によって簡易委託駅として管理されています。午後5時以降は無人となり、駅構内には飲料自動販売機が設置されています。

利用状況

近年の乗客数のデータは明らかではないものの、江崎駅は地元住民の日常の移動手段として機能しています。周辺には利用しやすいアクセスがあり、地域に根ざした駅としての役割を果たしています。

駅周辺

江崎駅は港町江崎の外れに位置し、周囲には自然豊かな景観が広がっています。地元の人々にとっては、生活の一部として重要な場所となっています。

隣の駅

江崎駅の隣接駅としては、山陰本線の飯浦駅と須佐駅が挙げられます。これらの駅との連絡も便利で、地域内の移動がスムーズに行えます。

まとめ

江崎駅は、その歴史と地元のニーズに応じた変化を重ねながら、現在も重要な交通手段として存在しています。シンプルな構造ながら、地域の人々に欠かせない存在として、今後も利用され続けることでしょう。

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