河本結

河本結（かわもと ゆい）は、1998年8月29日生まれ、愛媛県松山市出身の女子プロゴルファーです。日本体育大学体育学部を卒業し、血液型はO型。現在はリコーに所属しています。

両親の影響で5歳からゴルフを始めた河本は、その才能を早くから開花させました。弟の河本力もプロゴルファーという、まさにゴルフ一家で育ちました。

アマチュア時代

アマチュア時代には、数々の輝かしい成績を収めています。2012年には「四国中学校ゴルフ選手権春季大会」で優勝、2013年には「四国女子アマチュアゴルフ選手権」と「四国ジュニアゴルフ選手権」で共に優勝を飾るなど、四国地方のゴルフ界でその名を轟かせました。さらに、2015年には「四国高等学校ゴルフ選手権春季大会」でも優勝。松山聖陵高等学校3年時には、「IMGアカデミー世界ジュニアゴルフ選手権」にも出場するなど、国際的な舞台も経験しました。

大学進学にあたり、河本は同世代の勝みなみや新垣比菜ら、いわゆる“黄金世代”とは異なる道を選びました。日本体育大学でスポーツ科学、体育、一般教養など、幅広い分野を学ぶことを決意。2020年の東京オリンピックを見据え、学業とゴルフの両立に力を注ぎました。

2018年には、サードQT進出者の資格で日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）のTP単年登録者となり、プロ転向を果たしました。同年7月にはJLPGA最終プロテストに9位で一発合格し、JLPGA90期生となりました。プロ転向初年度には、ステップ・アップ・ツアー12試合、JLPGAツアー8試合に出場。ステップ・アップ・ツアーでは年間4勝を挙げて年間獲得賞金ランキング1位となり、翌シーズンのJLPGAツアー前半戦出場資格を獲得しました。

プロ戦績

2019年3月には、JLPGAツアー「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」で、2位に5打差をつける圧倒的な強さで初優勝を飾りました。同年8月にはリコー所属となり、同年9月には韓国女子プロゴルフ協会メジャー大会「ハンファクラシック」に招待選手として出場し、12位タイという成績を残しました。同年には、全米女子プロゴルフ協会（USLPGA）の「Qシリーズ」に出場し、9位タイとなり、翌シーズンのUSLPGAツアー出場権を獲得。JLPGAツアーの賞金ランキングでは6位に入り、自身初のシード入りを果たしました。さらに、12月には日本ゴルフトーナメント振興協会（GTPA）の「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」を渋野日向子、稲見萌寧、原英莉花と共に受賞しました。

2020年1月には、大手化粧メーカー「コーセー」とスポンサー契約を締結。同年よりアメリカツアーに参戦しましたが、2021年シーズン途中に「海外の生活環境になじむことが難しい」などの理由で撤退を発表し、日本ツアーに復帰しました。JLPGA賞金ランキングでは61位となりシード権を喪失しましたが、メルセデスランキングでは54位となり、翌シーズンのツアー前半戦出場資格を得ました。

2024年8月には、軽井沢72ゴルフで行われた「軽井沢72ゴルフトーナメント」にて、最終日に1ボギーノーバーディーの73で回り、通算11アンダーで日本ツアー5年ぶり2度目の優勝を果たしました。最終日のバーディーなしでの優勝は、2021年「パナソニックオープンレディース」の上田桃子以来となる珍しい記録となりました。

主な戦績

日本女子プロゴルフ協会のプロフィール、およびJGAのプロフィールに基づきます。

2016年
ラシンク・ニンジニア／RKBレディース（S） 7位タイ ※
山陽新聞レディースカップ（S） 39位タイ ※
うどん県レディース（S） 48位タイ ※
2017年
北海道Meijiカップ 19位タイ ※
フジサンケイレディスクラシック 24位タイ ※
ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディース 37位タイ ※
2018年
樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 8位タイ

プロフィール

出身: 愛媛県松山市
家族: 父、母、弟の4人
所属: リコー
スポンサー: コーセー
用具: キャロウェイゴルフ
ウェア: キャロウェイ（スポーツ衣料）

TV番組

ゴルフサバイバル - 2018年6月の陣 (BS日テレ)

関連情報

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外部リンク

河本結（日本女子プロゴルフ協会のプロフィール）
河本結 (@yk5472) - X（旧Twitter）
河本結 (@kawamotoyui_official) - Instagram
* 河本結ちゃんねる Yui Kawamoto - YouTubeチャンネル

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