津軽新城駅

津軽新城駅の概要

津軽新城駅（つがるしんじょうえき）は、青森県青森市新城字山田に位置する東日本旅客鉄道（JR東日本）の奥羽本線沿いの駅です。駅は、県内で位置する秋田支社管轄の最北端かつ最東端に該当し、2007年に管轄エリアの見直しが行われた際に、奥羽本線の北限として定められました。

駅の立地と利用者

津軽新城駅は青森市の西部にある新城地区にあるため、この地域の通学や通勤に利用される皆さまが多く訪れます。特に近隣に青森西高校が位置しているため、学生の利用者が少なくありません。

開業当初は単に「新城駅」と呼ばれていましたが、他にも同名の駅があったため、「津軽新城駅」と名を改めました。過去には国鉄時代に駅内にキヨスクが設置されていた時代もありました。

ダイヤと運行状況

2010年12月4日には東北新幹線の延伸に伴い、特急「白鳥」と「スーパー白鳥」が新[[青森駅]]と函館駅を繋いで運行を開始しました。しかし、新[[青森駅]]には折り返し設備がなかったため、折り返しのための回送が当駅で行われました。2016年3月26日には北海道新幹線の開業により、これらの特急の運行が廃止されましたが、新[[青森駅]]と青森駅間の普通列車の運行が開始され、利用者に新たな利便性が提供されました。そのため、当駅と青森駅間は弘前方面と比較して、より多くの列車が運行されています。

2020年3月14日のダイヤ改正により、みどりの窓口が終了し、当駅は終日無人化されました。

歴史

津軽新城駅の歴史は1894年に始まります。その年の12月1日に、国鉄の新城駅として開業しました。1915年には名前を津軽新城駅に変更し、1964年から1980年代にかけては、青森西高校の通学に対応した乗車便が運行されるなど、地域に密着した駅としての役割を果たしてきました。

1969年10月には貨物の取り扱いが廃止され、1985年には荷物の扱いも終了しました。1987年には国鉄民営化の影響で東日本旅客鉄道の駅となり、年月が経過するにつれて業務が委託され、管理機関が変更されるなどして現在に至ります。2022年12月下旬には新しい駅舎が開設され、2023年4月にはICカード「Suica」が利用可能になり、長年の利用者にとって利便性が高まりました。

駅の構造

津軽新城駅は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線からなる地上駅で、合計で2面3線のホームを持っています。ホーム同士は跨線橋によって接続されており、弘前統括センター（弘前駅）が管理している無人駅です。駅舎内には簡易Suica改札機や乗車駅証明書発行機、待合室があります。また駅舎の北側には青森県道234号が通っており、踏切を挟んで南側にはバス通りがあります。利用者が安心して利用できるよう、周辺には青森警察署新城交番や青森市立新城中央小学校などの施設も充実しています。

利用状況と周辺情報

利用状況に関して、JR東日本のデータにより2000年度から2018年度までの1日平均乗車人員がある程度把握されています。周囲には青森県道229号や234号、247号のいくつかの県道と共に、青森市営バスや弘南バスの路線も存在し、交通の便が整っている地域となっています。主な近隣施設には青森市西部市民センターや津軽新城郵便局があります。

津軽新城駅はこのように、地域の交通と生活の結節点として重要な役割を果たしており、多くの利用者に支持されています。

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