淀川駅

淀川駅

淀川駅は、大阪府大阪市福島区海老江にある阪神電気鉄道本線に位置する駅です。駅番号はHS04で、淀川区ではなく淀川の南岸に位置するという地理的な特徴があります。

歴史

淀川駅は、阪神本線が開業した1905年（明治38年）4月12日に開業しました。その後、2008年（平成20年）3月には、利用者の利便性向上のため、コンコースとホーム中央を結ぶエレベーターが設置されました。2014年（平成26年）4月1日には、駅番号制度が導入されました。

駅構造

淀川駅は、相対式ホーム2面2線を有する高架駅です。分岐器や絶対信号機がないため、停留所として分類されています。改札口とコンコースは1階に、ホームは2階に位置しています。改札口は1ヶ所のみです。コンコースには、高架化前に架かっていた淀川橋梁の一部が装飾として残されています。ホームはややカーブしており、神戸方面行ホームでは電車との間に隙間が大きく開いている場所もあります。下りホームの神戸方先端は、淀川橋梁を渡る下り列車を撮影できるスポットとして知られています。

のりばは、公式サイトの構内図では上りホームが1番線、下りホームが2番線とされています。停車するのは普通電車のみで、ホーム有効長は4両編成分です。これは、阪神本線の中でも、大物駅1番のりば、久寿川駅、住吉駅、御影駅2番のりばと同様に、急行用6両編成の停車ができない構造となっています。

利用状況

2019年（令和元年）の1日平均乗降人員は約5,249人でした。阪神本線の中では、住吉駅、久寿川駅に次いで3番目に少ない乗降客数です。JR東西線の開業以降、尼崎駅以東の駅では乗降客数が減少している傾向がありますが、淀川駅は1991年（阪神電車の旅客人員数が最大を記録した年）と比較して、約5%程度の減少にとどまっています。これは、周辺の駅が1991年の乗降客数の40～60%にまで減少している状況と比較して、比較的少ない減少率です。

駅周辺

淀川駅の周辺は、工場が多く立地しています。北側には淀川が流れ、西方には海老江下水処理場や大阪市下水道科学館があります。南側にはホームセンターコーナン福島大開店があります。また、高見フローラルタウン（此花区）という都市再生機構の住宅団地が駅から西へ徒歩5～10分の圏内にあり、多くの通勤客が利用しています。此花区内の駅ならば阪神なんば線千鳥橋駅が近いですが、徒歩で約15分程度かかります。

その他、駅周辺には、独立行政法人水資源機構津川管理室、海老江下水処理場、パークシティふれあいのまち、レンゴー淀川工場、AEON高見店、ゲオ福島店、スーパーマルハチ大開店などがあります。

隣の駅

関連項目

淀川駅は、区名ではなく、駅名の由来となった川の名前が駅名になっている点で、荒川駅（現在の八広駅、京成押上線）と類似しています。八広駅は、荒川区ではなく墨田区に位置しています。

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