湯前町

湯前町：熊本県南部の魅力的な町

熊本県南部、球磨郡に位置する湯前町は、自然と歴史が織りなす美しい町です。人吉盆地の東端に位置し、町域の東部と南部は九州山地特有の険しい地形が広がっています。

アクセス

湯前町へのアクセスは、以下の通りです。

空路: 最寄りの空港は鹿児島空港で、約1時間30分。熊本空港は約1時間50分です。
鉄道: くま川鉄道湯前線終点の湯前駅が利用できます。
バス: 産交バスが人吉市から湯前町を経由して水上村まで運行しており、西米良村営バスも利用可能です。
道路: 九州自動車道人吉インターチェンジから約40分。国道219号、388号、446号が通っています。

歴史

1889年（明治22年）の町村制施行により湯前村として発足し、1937年（昭和12年）に町制施行、湯前町となりました。

見どころ

湯前町には、数多くの観光スポットや名所旧跡があります。

温泉

ゆのまえ温泉「湯楽里」: 九州山脈の絶景を望む温泉施設。大浴場、露天風呂、家族風呂、薬湯などを備え、旬の料理が楽しめる宿泊施設も併設。コテージも完備しています。

観光施設

ゆのまえグリーンパレス: 芝広場、ゴーカート場、パターゴルフ場など、レクリエーション施設が充実。
湯前まんが美術館: 湯前町出身の政治風刺漫画家、那須良輔の作品を常設展示。風刺漫画大賞も開催されています。
湯ーとぴあ: 湯前駅東に位置し、町の特産品や新鮮な野菜の直売所、観光案内所、レンタサイクルもあります。

歴史的建造物

城泉寺（阿弥陀堂）: 鎌倉時代初期に建立されたとされる古刹。阿弥陀堂は県内最古級の木造建築で、国の重要文化財に指定されています。
八勝寺阿弥陀堂: 15世紀後期の建物で、阿弥陀堂と阿弥陀像が国の重要文化財に指定されています。
弘法大師坐像（御大師堂）: 1400年頃の作とされる弘法大師坐像は県指定重要文化財です。
市房山神宮　里宮神社: 湯前城跡に立つ神社で、縁結びの神様として知られています。「どっこい祭り」が開催されます。
潮神社・賽神社: それぞれ「オッパイの神様」「男性の神様」として信仰を集め、夫婦円満を祈願する人が多く訪れます。
下町橋: 明治39年竣工の石造橋で、現在も町民の生活に役立っています。

特産品

下村婦人会 市房漬け: 地域の伝統的な漬物。
球磨焼酎: 産地表示が保護指定され、地域団体商標にも登録されている銘酒です。

著名な出身者

那須良輔（漫画家）
北御門二郎（翻訳家）
中原丈雄（俳優）

ゆかりのある人物

井上微笑（俳人）

まとめ

湯前町は、豊かな自然、歴史、文化に触れられる魅力的な町です。温泉でリラックスしたり、観光スポットを巡ったり、地元の特産品を味わったりと、様々な楽しみ方ができます。静かで落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりとした時間をお過ごしください。

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