滋賀里駅

滋賀里駅

滋賀里駅は、滋賀県大津市見世二丁目に位置する、京阪電気鉄道石山坂本線に属する地上駅です。駅番号はOT18。

歴史

滋賀里駅は、1927年（昭和2年）5月15日、琵琶湖鉄道汽船山上-松ノ馬場間が開通した際に開業しました。その後、幾度かの会社合併を経て、京阪電気鉄道の駅となりました。1943年には京阪神急行電鉄（現阪急電鉄）の駅となり、1949年に再び京阪電気鉄道に戻りました。

開業当初の位置から、1945年（昭和20年）1月10日には坂本寄りに400メートル移転されました。その後、1955年（昭和30年）5月1日には、石山寺寄りに400メートル移転し、元の場所に戻りました。元の場所には水耕農場前駅が開業しましたが、1974年に廃止されています。

駅構造

滋賀里駅は、千鳥式2面2線のホームを持つ地上駅です。公道の踏切を挟んで、南側に坂本方面行、北側に石山寺方面行のホームが配置されています。駅舎はなく、直接ホームにアクセスする構造となっています。無人駅であるため、PiTaPa（ICOCA）利用者は専用のカードリーダーを利用します。ホーム有効長は2両分です。

駅周辺

かつては駅前に「京阪滋賀里駅前」バス停があり、京阪バスの路線が運行されていましたが、2006年に全廃されました。現在、駅周辺のバス路線は運行されていません。

隣の駅

かつては水耕農場前駅が隣接していましたが、1974年に廃止されました。

まとめ

滋賀里駅は、長い歴史と移転を経て現在に至る駅です。無人駅ながら、地域住民の生活を支える重要な交通拠点として機能しています。かつて存在した水耕農場前駅や、バス路線の変遷を知ることで、駅の変遷をより深く理解することができます。周辺環境の変化や、今後の駅周辺の整備状況にも注目していく必要があります。現在も利用者にとって利便性の高い駅であるように、維持・改善が望まれます。

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