南滋賀駅

南滋賀駅：歴史と現状

南滋賀駅は、滋賀県大津市南志賀三丁目に位置する京阪電気鉄道石山坂本線に属する地上駅です。駅番号はOT17。

歴史

1927年、琵琶湖鉄道汽船の路線開通に伴い開業しました。その後、幾度かの会社合併を経て、現在の京阪電気鉄道の駅となっています。当初は、周辺地域が滋賀郡滋賀村大字南滋賀であったことから駅名も南滋賀駅と名付けられました。現在の所在地表記である「南志賀」とは異なる表記となっているのはそのためです。

1927年（昭和2年）5月15日：琵琶湖鉄道汽船山上 - 松ノ馬場間開通と同時に開業
1929年（昭和4年）：京阪電気鉄道石山坂本線に編入
1943年（昭和18年）：京阪神急行電鉄（現・阪急電鉄）に合併
1949年（昭和24年）：京阪電気鉄道に再分離

駅構造

南滋賀駅は、相対式ホーム2面2線のシンプルな構造を持つ地上駅です。駅舎はなく、ホームに直接アクセスする形となっています。改札口は両ホーム両端に設置されていますが、ホーム間を繋ぐ構内踏切などは存在しません。無人駅であるため、ICOCAなどの全国相互利用可能なICカードを使用する際は、専用のカードリーダーにタッチして入出場します。ホームの有効長は2両分です。のりば番号は設定されていません。

周辺環境

駅周辺には、駅名にも使われている「滋賀」を冠した名称の施設が多く見られます。ただし、地域の小学校は、住居表示変更以前の1947年（昭和22年）に「志賀」へと改称されています。

バス路線

かつては、駅前の県道沿いに「郵便局前」バス停があり、京阪バスが比叡山坂本駅、唐崎駅、石山駅方面への路線を運行していました。しかし、2006年にはこれらの路線は全て廃止されました。

隣の駅

まとめ

南滋賀駅は、歴史を刻んできた京阪電気鉄道石山坂本線沿線に位置する、静かでシンプルな無人駅です。かつてはバス路線も存在していましたが、現在は鉄道のみの利用となります。駅周辺の地名表記の変化や、近隣の施設との関わりなど、歴史的背景と現在の様子を理解することで、より深く南滋賀駅の魅力を感じ取ることができるでしょう。

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