瀬戸市役所前駅

瀬戸市役所前駅の概要

瀬戸市役所前駅（せとしやくしょまええき）は、愛知県瀬戸市西追分町に位置し、名古屋鉄道（名鉄）瀬戸線に属する駅です。駅としての番号はST19で、利便性の高い立地にあります。

歴史

この駅は1905年4月2日に当初「追分駅」と命名されて開業しました。その後、1958年1月20日に現在の名称に改称されました。時が経過し、2005年1月29日には急行停車駅に昇格し、利便性が向上しました。さらに2006年12月にはトランパスが導入され、駅集中管理システムが稼働を開始しました。また、2007年3月には栄町方面に向けた駅舎の改築も行われました。2011年2月からは「manaca」カードが利用可能となり、2012年にはトランパスの供用が終了しました。最近の進展としては、2019年4月12日に多目的トイレが設置され、サービス向上が図られています。

駅構造

当駅は相対式の2面2線の地上駅で、開業以来無人駅として運営されています。上り・下りのそれぞれのホームには独自の駅舎が設けられており、自動券売機は各ホームに1台ずつ設置されています。ただし、上りホーム側には自動精算機は設けられていません。特に下りホームは空間が限られているため、トランパス対応工事が遅れていましたが、2006年11月から工事が本格化し、トランパスの導入に間に合いました。また、駅から公立陶生病院への歩行者専用通路が整備されていることも、地域の利便性向上につながっています。

駅周辺

瀬戸市役所前駅の周囲は主に住宅地で構成されており、国道155号からはやや離れた場所にあります。この立地は地域住民にとって便利な交通拠点の一つと見なされています。

バス路線

近隣には名鉄バスの「瀬戸市役所北」バス停があり、複数の系統が運行されています。特に次の系統が利用可能です。

• - 東山線【16H】【17H】：新瀬戸駅 - 陶生病院 - 瀬戸市役所北 - 瀬戸駅前 - 菱野団地（循環）
• - 瀬戸北線【1】【1H】【2】【2H】：新瀬戸駅からしなのバスセンターや上品野方面へのアクセスが可能です。

さらに、南方の瀬戸街道には名鉄バスの「瀬戸市役所南」バス停があり、こちらにもいくつかの系統が運行されており、交通の便が良好です。主要な系統には、基幹バス本地ヶ原線があります。

利用状況

2020年度のデータによると、1日平均の乗降人員は2,487人であり、この数値は名鉄全駅中166位、瀬戸線内では17位に位置しています。また、過去のデータを遡ると、2005年度には742人、2006年度には830人、2007年度には1,020人と着実に利用者が増加している傾向が見られます。

この駅は長い間、利用者の少ない終日無人駅でしたが、急行停車の影響により利用者数が増加していることが伺えます。近隣の新瀬戸駅も便利に利用できるため、地域の重要な交通拠点として機能しています。

隣の駅

• - 新瀬戸駅（ST18）
• - 尾張瀬戸駅（ST20）

まとめ

それぞれの歴史的な変遷を経て、瀬戸市役所前駅は地域の交通の要所として成長してきました。駅周辺の発展とともに、今後も地域の鉄道利用の増加が期待されています。

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