烏丸駅

烏丸駅の概要と歴史

烏丸駅（からすまえき）は、京都府京都市下京区に位置する阪急電鉄の駅であり、駅番号はHK-85です。この駅は、四条烏丸交差点の直下に設置されています。1963年に大宮駅から河原町駅までの延伸に伴い、新たに開業されました。そのため、京都市内での重要な交通機関として利用されています。特に、近接する京都市営地下鉄烏丸線の四条駅との乗り換えがスムーズなため、多くの乗客が訪れることでも知られています。

駅の接続と利用状況

烏丸駅は、京都市営地下鉄烏丸線の駅名と異なるのは、両者が異なる通りに沿って走っているためです。それにより、阪急京都線の利用者は、四条通にも近いこの駅を利用することが多く、終点である京都河原町駅との接続も便利です。両者の駅間は、地下道で結ばれており、徒歩約10分でアクセス可能です。この地下道には駅構内の売店も存在し、四条通沿いの百貨店への出入りも可能です。

駅の歴史

烏丸駅の開業は1963年6月17日であり、以来、京都の交通において重要な役割を果たしてきました。1983年には東西連絡地下道の工事に伴い、東改札口が一時閉鎖され、1984年には改札口が再開されました。さらに、1985年には急行運転に対応したホーム延長工事も行われました。また、2013年12月には駅ナンバリングが導入され、利用者にとってより分かりやすい駅となりました。

駅の構造

烏丸駅は、1面2線の島式ホームを備えた地下駅です。そのため、分岐器や信号機は設置されていないため、停留所として分類されます。このため、ここでは緩急接続や折り返しはできません。駅の改札口は東西に2つあり、西改札口は四条烏丸交差点の直下にあり、地下鉄の四条駅へのアクセスが良好です。一方で、東改札口は地下の東側に位置していますが、無人の時間帯も多いです。トイレはホームの梅田寄りにあり、オストメイト対応の多機能トイレも設置されています。

利用状況

2023年の通年平均乗降人員は74,449人となり、阪急電鉄の駅数の中では第4位を占めています。この数字は、京都市営地下鉄烏丸線の四条駅との相互利用客が多いことからも伺えます。また、四条河原町駅の方が多くの観光地に近いものの、烏丸駅の利用者数は上回っています。これは、烏丸駅のほうが主要な交通拠点としての機能を果たしていることを示しています。

駅周辺

烏丸駅の周辺には多くのバス路線があり、様々な目的地へと便利にアクセスすることができます。また、隣接する駅としては、阪急電鉄の桂駅と京都河原町駅があります。これにより、利用者はその日の移動に応じて利用駅を選びやすくなっています。

このように、烏丸駅は歴史的にも交通の要所であり、身近な商業施設へのアクセスも含めて、京都市における重要な駅としての役割を果たしています。

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