玉江駅

玉江駅の概要

玉江駅（たまええき）は、山口県萩市にある西日本旅客鉄道（JR西日本）の山陰本線の駅です。駅は大字山田字西沖田に位置し、1925年4月3日に設立されました。当初は美禰線の一部として広く利用されていましたが、1933年に山陰本線に編入されました。

駅の歴史

玉江駅は、開業以来長い歴史を持っています。設立から数年後の1963年には貨物取扱が廃止され、1985年には荷物の扱いも終了しました。1987年の国鉄分割民営化により、JR西日本の一部となり、以降も運営が続けられています。2013年には豪雨災害により一時運休となるなど、自然災害の影響も受けていますが、駅は再開されています。

駅の構造

玉江駅は、長門市方面に向かって右側に単式ホームを1面1線有する地上駅となっています。この駅は無人駅で、木造の駅舎が存在します。かつては駅舎内にキヨスクがありましたが、2007年に閉店して以来は、利用者は自動券売機の利用ができず、有人駅または列車内での運賃精算が必要となっています。また、駅のドアが飲酒運転の車両に衝突した事故がありましたが、現在は修理が完了しています。

利用状況

近年の玉江駅の乗車人員は、地域の交通状況や周辺の環境に左右されています。主に学生が利用することが多いですが、観光といった目的での利用は少ないのが現状です。特に、駅周辺には観光施設が少なく、萩市内の名所へのアクセスには手間がかかります。

駅周辺の環境

玉江駅は、萩市中心部から橋本川を挟んで西側に位置し、萩城や指月公園など歴史的な観光地に近いものの、1km以上離れているためアクセスが便利とは言えません。観光客が利用する際は、萩循環まぁーるバスを使うことができますが、行き先によっては時間がかかることもあります。駅前には特に目立った施設が無いため、観光客を呼び込むための工夫が求められています。

バス路線

玉江駅には、萩循環まぁーるバスの西回りの路線が運行されています。これにより駅から周辺地区へのアクセスが可能となりますが、運行ルートに制約があるため、利用客は計画的な移動が必要です。

隣接駅

玉江駅の隣には、山陰本線の萩駅と三見駅があります。両駅との接続を利用することで、さらに広域な交通網を利用することができます。

このように、玉江駅は地域の交通の要所かつ歴史的な背景を持つ駅として、多くの人々に利用されていますが、今後の発展に期待が寄せられています。

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